カテゴリー「経済・政治・国際」の2件の記事

2017年4月30日 (日)

【「原爆落ちろ」な】北のミサイルに過剰反応した東京メトロに関する、ある思い出【忖度上手】

2017年4月29日。起きたら北朝鮮がミサイル実験を行った影響とやらで、東京メトロが早朝6時に10分間電車を止めていたことを、ニュースで知った。

昨日の晩、通称「締め縄」こと映画館での『君の名は。』観賞(当然回数は、例のティーチイン時点で405回観賞済みだったキチ縄先生には到底及ばない)を終えて久々に気持ちよく寝たのに、ゴールデンウィーク初日から茶番かよ。現政権は相変わらずサラリーマン虐めも大好きだな。ゴールデンウィークだぞ。

ネットはメトロの正当性について喧々諤々の様相。例えば、地下駅が多いから避難者が逃げてくる前に止めることにしていた、という説。

じゃあ都営地下鉄は?と言ってやりたくなる。

それらの書き込みを眺めているうちに、10数年前、まだ就職もしていなかった頃の想い出が蘇ってきた。今日のメインはその話。

まだ営団と名乗っていた頃、最盛時に3路線の建設を同時に手掛けたことがあった。そのため、同社の建設部門は「関東軍」の異名を取り、イケイケドンドンの雰囲気だったらしい。

21世紀を跨ごうかという時代に「関東軍」かw 地下鉄博物館で見た、各線の建設記録映画で養ったイメージが台無しになったものだ(フィルムの状態は良好。フルカラーで堪能したのだ)。

そう言えば当時、ある中堅になりかけの営団幹部と話をする機会があった。当時、私も軽度のウヨだったためか、引き合わせてくれた人がいたのだ。その人達を晒し者にする意図は無いので経歴詳細はぼかすが、上層部が社外と行うゴルフ等の接待にも随行してきたのだと言う。

しかし、印象に残っているのは、法を順守しながら日々の業務に邁進すると力説する割には、随分あけすけなことを言っていたこと。

例えば、同業他社でさほど資金の無い事業者を捕まえて、「あそこは安かろう悪かろうなので車両を共通運用したくないイメージ」とか。

後で知ったことだが、大手民鉄、それも関東の各社は資金が無いと言っても相当恵まれている。JR東日本やJR東海は更に潤沢な設備投資をしているから物によっては見劣りするのかも知れないが、一部の特殊な事例ばかり取り上げて「安かろう悪かろう」などと言うほどのものだろうかと思った。それこそ、正に半可通の鉄オタが考えそうなイメージじゃないのと。幹部がそれでいいのかねと。

更に「キテるな」と思ったのが「都内××地区の住人は左翼が多いので原爆落ちろよ♪」発言。

その地区、営団も走っているのになぁ(いや、走っているからこそ、そうなるまでの用地買収とか、環境対策の過程で私怨を抱く何かがあったらしいのだが)。その人が好きそうなJRの大物や、営団の大物OBも住んでるのになぁ。あ、関東軍じゃないからOBとも思ってないのか。プライベートでのこととは言え、毎日の日野裕介記者が炙り出した「左翼のクソ共」発言の復興庁参事官と瓜二つである。

あれから十数年。その人がメトロを辞めたという話は聞いたことが無い。しかし、官邸から命令されたのかニュースを見て即断したのかは不明だが、安倍政権の作り出したビッグウェーブに「悪乗り」しても、おかしくはないなと感じた。地理的条件から、民鉄に異論を唱える社があってもマウンティングする事も出来る。当然、弾道ミサイルの基本的な特徴は、TVで見た程度の知識で判断しているのだろう。最近の劣化したエリート全般の傾向として、そう予想する。

ま、あの人のような幹部を受入れる会社なら、元々やりかねないという、ありがちな話だ。鉄道むすめの騒動でも感じたが、他社に比べても「オッサン化」が進んでいるのではないか。

どうせ乗るなら、4月25日の福知山線事故12年に乗れば良いのに。勿論、組織風土の荒廃を他山の石として受け止め、中目黒脱線のような失敗を予防するのである。

コラム
一斉停止だが、何の設備対応も無しに行っても完全に無意味な行動だ。

まず、散々指摘されているが、発射から10分で着弾するのに、30分経ってから止める意味不明さ。

シェルターとしての機能もほぼ無い。地下鉄は核シェルターとして設計されていない。身体を晒して被爆するよりはマシ、というだけである。威力にもよるが一般に高熱を伴った爆風には無力。地上と地下を隔てるのはペラペラのシャッター1枚に過ぎず、実際はシャッターによる封鎖も出来ない。丸ノ内線や銀座線のように都心部に複数の地上区間を有する路線は、トンネル開口部そのものが爆風の侵入口になる。

投下後は内部被ばくの問題があるが、構内は元々埃が多いのに対して、放射能を捕集する空調フィルターも無い。

もっとも、核戦争を扱った本にはこんなことは書いてあるだろうから、当ブログで解説するのは今更だ。

通常弾頭に対する防護としても爆撃を前提として造られていないので覚束ない。

都心部で炸薬が爆発すれば、広範囲の窓ガラスが割れる。その殺傷リスクを低減するのが限界。また、駅の中には比較的浅い位置に建設されたものも多く、直撃は無論のこと、至近にあるビルの崩壊とか、第二次大戦時の大型爆弾が有していた地震効果などに巻き込まれれば簡単に落盤してしまうと思われる。

政策として本格的なシェルターを今から建設することも、あの不完全な保険でしかないミサイル防衛以上に無駄だ。何故なら、戦争を煽る事は辞める事が出来るからだ。絶対に避けられない防災投資とはそこが異なる。対象人口が余りに多過ぎ、実現不可能と嘲笑されている東海第二原発の避難計画(半径30㎞で100万人)と比べても桁が一つ大きく、韓国や台湾のようにするだけでも数十年の歳月を要する。

「地下鉄止めるより原発止めろ」も正論だが、結局、日米からの外交挑発を控え、平和外交をないがしろにしてはいけないということだ。

業界誌はこういう時は弱いだろうなぁ。

OBなら『汎交通』に春名幹男を招聘し「ブッシュというバカな男」と断言する講演を載せる程度の鷹揚さはあったが、現役の社内中堅層以上が相手の『鉄道経営』は只の提灯に過ぎない。『鉄道建築ニュース』『施設協会誌』は巻頭言ですらこのバカ騒ぎを揶揄するか疑問。血肉の通ったコメントが比較的出る『運転協会誌』も今回の件はスルー、『SUBWAY』は決まったことを解説するだけでは。『トンネルと地下』は土建屋の領分だから、受注先の機嫌を損ねる話はしないだろう。

精々読者層の広めな『日経コンストラクション』が問題提起出来る位か。

まぁ、日本が右傾化する前から北朝鮮の独裁振りを触れないようにする人達がいたのは事実ではある。20数年前の南北危機の頃、試射映像が出てきた。「やじうまワイド」で黒田清は「あれは情報公開ですね♪」と吹聴した。どう見ても威嚇。それを受けて開戦するのは愚かというだけ。在日朝鮮人とは違い、北朝鮮という国には批判されるだけの理由がある。まぁ、平和外交路線から国交正常化、韓国に実施したのと同様の補償に繋げたい経済人にとっては、確かに言いたくはないだろうし、理解も出来るのだがね。

偶々見かけた方の一言(思想的背景は存じ上げない)だが、共感したので紹介。結局、今日の騒ぎはアメリカからの売り込みに華を添えるための儀式だったんだろう(国民保護法の運用テストを兼ねたとの指摘もあるが)。

核武装に詳しいコロラド氏、その他自衛隊の暴走に警戒してきた多くのリベラル左翼人士が数日ツイートしているように、その道で競ったところで穴を塞ぐことも、核保有国に勝つことも土台無理なのにご苦労なこった。そもそも、この手の騒動に乗せられる、ワイドショー全部信じてるような連中、偉そうに「国防に興味がある」と吹聴する反面「北のミサイルに勝てる兵器位簡単に作れるでしょ」程度の認識しかないからなぁ。話してるとすぐ分かる。

2016年10月10日 (月)

日本が韓国に学ぶべき点をまとめてみる

【はじめに】

1・2か月ほど前だったか、2ちゃんねるで私を批判している人が「韓国に学べってさ」と嘲っているのを見た。

私は自分自身が軍事マニアとの自覚を持ちつつも、日頃から軍事マニアやネット右翼の差別体質や御用体質を批判しているので、反対に私を批判する人達も必然的にそういう類の人達が主力である。軍事マニアやネット右翼は韓国に関する事物は何でも小馬鹿にしたがる。だよもんというTwitterアカウントのように、一人称を「ウリ」などと変えてふざけている一部の愚かな自衛官もその同類だ。

しかし、韓国の1人当たりGDPは今や30000ドルに迫り、落ち目の日本と比べてもそれ程差は無くなってきている(即ち潜在購買力も高い)。また得意な市場を模索し、日本製品が世界市場から駆逐された分野もある。経済情報を定期的にチェックしていれば多少は分かるものだが、ネット右翼は「パクリだから」「品質が悪いから」といった捨て台詞で片付け、当の日本企業が追い込まれていく過程でも何ら有効な対策を提言しなかったし、これまでは日本企業もネット右翼をまともに相手にはしなかった。

さて、最近気付いたことだが、私は日本より韓国の方が優れている点とは一体なんだろうか、という観点からの調べ物はしたことが無かった。その理由は幾つか思い当たる。

  1. 「××国は最近先進国になって日本より優れた点もあるから学ぶべきだ」という主張は、相手の経済力であからさまに態度を変えるという点で、余り褒められたものでは無いから(なお逆パターンは、百田尚樹の糞貧乏長屋発言である)。とは言え、必要に応じて優れた点に注目するのは良いだろう。
  2. ネット右翼の議論のペースに無意識に引き込まれ、反論のパターンが「右翼は日本が素晴らしいと言っているが、実際は日本は酷い国だ」というものに陥り易かったため。だがそもそも、マイナスとマイナスを比べて耳目を集めるという発想は、それを好んでやっている人の人生観の投影ではないだろうか、と思うことがある。
  3. 日本より(圧倒的に)貧しかった過去の韓国のイメージに、リベラル派まで囚われている。

韓国・朝鮮人への差別意識が剥き出しになった時代を迎える一方で、日本が国家としては衰退の道を辿っている以上、ささやかであっても、今回採用した方法で現実を知る必要はあるものと考える。

なお、料理の味・大衆の気質などの優劣や、製造業の比較は下記では取り上げない。定量的基準に乏し過ぎたり、新味が無いからである。

【1】映画ポスター比較

Birigyaru

内容ではなく、広告に関する比較である。絵を見比べれば説明不要かと思うが、日本側の、女子高生の容姿に必要以上に依存し粗筋まで分かってしまうというつまらなさ。「見逃した名作も見つかるかも…? #女性映画が日本に来るとこうなる」というまとめにより、おっさんに媚びたポスターが女性映画で濫造されるのが日本の日常風景と判明したため、数多くの名画が誤解されたのではないか?と疑われた中で紹介された一作である。

関連として「#女性映画が日本に来るとこうなる」の「女性映画」ってなに?~変わりゆく女たちの映画昨今」を読まれると歴史的背景も分かる。

それにしても、電通架空請求・女性社員過労死などの不祥事を見るにつけ、莫大な広告費をかけて禄でもない内容のポスターに改悪し、当の担当者達は超長時間残業に苦しむというのは、「日本の広告代理店は単にビラ配りのマージンを中抜きしているだけで、存在価値はありません」と宣言しているに等しい。

【2】記者クラブの廃止

一般論として、記者クラブは日本で特異的に発達・残存している制度と説明されるようだ。これがあるために、会員以外のメディアやジャーナリストは取材対象の会見に参加を許されない。韓国では日本統治時代に定着したそうだが、2000年代に政策として廃止している(参考:韓国で記者クラブが廃止されたいきさつ)。

調べ物をしてみると、記者クラブのメリットを謳う主張もあるが、よく読んでみると広報側の都合に基づいたメリットが挙げられていることが多い。その他、取材対象の理解度を上がるので、重要な情報を早期に掴むことが出来るとの擁護論もある。しかし新聞記者を経験した人達の意見を聞いていると、大抵は床の間の置物に終わっている。

今年の夏、『大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争』という新書がかなり売れたそうだが、同書を読むと戦時中から現代に通じる記者クラブの悪習が空疎な戦果発表を暴走させた原因であることを明らかにしている。韓国の記者クラブ解体を詳しく研究した同志社大の論文「韓国・盧武鉉政権による「記者クラブ」解体の研究」によると、日本でも民主党政権発足当初は党会見のオープン化を図るなど、記者クラブ解体の機運があったそうだが、その後自民党が政権を奪還し2016年に至る現在まで、そのような政策は無いまま。こう見てくると、米国のように元々記者クラブ文化が希薄であったり、或いは皆無だった国よりも、日本に類似した状況にあった韓国の事例はとても参考になるだろう。

勿論、盧武鉉政権を取分け嘲笑し、民主党(現民進党)を目の敵にしている何時もの連中は、こんな話は取り上げてこなかった。大手メディアもこの件は消極的なので、韓国の事例を初めて知る方は意外に多いのではないだろうか。

【3】裁判官のキャリア形成

裁判官でもある岡口氏が法曹一元が実現している事例を紹介した時の一言。TLを見てみると「そんなことを口にするあなたも裁判官以外のキャリアが無い」と反論されているが、揚げ足取りだろう。なお、同じような提言は『絶望の裁判所』などでも指摘されていることで、岡口氏が突然言い始めたことではない。日本にも弁護士任官制度などはあるが、絶対数は少なく、世論の批判を誤魔化すために導入したものとみなす向きもある。

それにタコツボ化を避けるため、中途採用や他業界への出向経験者の比率を高めてバランスを取るように努力している職業は、転職市場の盛況を見れば分かるように幾らでもある。

コラム
法曹一元が進まない一方で、行政たる官庁は自ら弁護士を中途採用し法的問題への対応(と言えば聞こえがいい建前だが)に従事させている現実もある(『公務員弁護士のすべて』参照)。行政の情報的優位性を考えると何とも言えない思いになるのだが。

【4】国際空港の比較

東洋経済が木を見て森を見ない類の鉄道マニアによる仁川・成田の比較記事「日本vs韓国「空港鉄道」はどちらが便利か」を載せたことに対する批判である。

2番目のツイートにあるような昔話なら、成田は駅から空港内への立ち入りにもパスポートが必要であり、漸く2015年廃止されたという話もあった。勿論成田の成立史に遠因があり、「左翼が悪い」で片付く話ではない。埋め立て地に建設した仁川では成田のような「経緯」は無いはず。

この他、記事には駅と空港が離れていると書かれているが、一方で私が少し検索しただけでも動く歩道や無料の移動車でその欠点を補完しており、日本向けの観光案内にも紹介されている。記者は私と違って仁川に行ったのは良いが、きちんと調べたのだろうか。

【5】完全に出遅れたハブ港化

名古屋は世界の三流港なのに 隅田金属日誌

日本勢のハブ港競争脱落は90年代には明らかとなり、釜山、高雄、香港、上海等の後塵を拝するようになってもう15~20年は過ぎている。上記は今更のように、しかも地方港に毛が生えた程度の規模に過ぎない名古屋港を取り上げ、「釜山に対抗せよ」と煽り立てる産経新聞をたしなめたブログ記事である。

「学ぶべき」という点からは、後追いで不徹底な港湾整備ではなく、何故韓国は港湾分野に活路があると判断出来たのか、どのようなブレーントラストやプロジェクトチームが計画したかなど、集中投資を決定した過程を分析した方が有益だろう。そうした研究・啓蒙に必要な投資額は港を作るより遥かに安価である。

コラム
既に、手際よくまとめたハブ港政策検証本は存在していると思われるが、仮に一から調べるとしても、古い『運輸と経済』『トランスポート』『コンパス』『港湾』などの専門誌を漁れば傍流扱いされた議論を含めて当時の港湾行政の推移は把握出来るだろう。

【6】性犯罪の事後対策

性犯罪発生率に関し、韓国を最低限クリアすべき規範の例と主張する者はいないだろう。ただし、この問題も手垢の付いたネタではあり、統計比較によっては韓国より強姦発生率の高い中進国、先進国が複数存在している中で、韓国がネット右翼に殊更クローズアップされている点は指摘しておく。

韓国の場合日本が評価すべき点は(事後)対策にある。例えば2013年に強姦を非親告罪化した。強姦犯罪の主たる問題は、被害者が被害届を出すまでに、精神的に消耗し尽くしてしまうという点にあり、この事が暗数(野放しの強姦)を圧倒的に多くしているのは常識だ。その対策が被害者に負荷をかけず立件出来る非申告化で、先進国の趨勢となっている。なお、韓国の対応は立法準備の段階で日本語でも報道されていた。その後計画通り制度化されたことが、ハングルの読めない私でも容易に確認できる(参考)。日本は2016年になっても法制審議会で議論している段階である。

また、「性犯罪を犯した人間の処遇」という点では、韓国は2000年代に犯歴のある者を電子的に監視するよう法制化した国の一つ(GPSを装着)である(参考)。韓国人の性犯罪者には必要だが日本人の性犯罪者に不必要であると主張しても理屈は通らないだろう。取り分け「アニメとゲームを与えておけば性犯罪に走る者はいない」と主張してきた連中、もちろん罪を犯した者への効果的なペナルティには諸手を挙げて賛成・・・・しないんだろうなぁ。

【7】軍事博物館

左翼の方は「こんなものが優れていても」と思われるだろう。私も今更この種の展示に熱中して安倍政権を下支えするのは御免と考える者だが、軍事マニアやネット右翼には口先だけの人物が多いため例示した。話の発端は、「日本に軍事博物館が無いのは脳内が最高にキマってる左翼の遺産破壊のせいだ」というようなツイートをしたあるネット右翼の発言(削除逃亡済み)による。

赤い豚氏は「日教組のDNA」を売り文句にする左翼系の大学研究者だそうだが、同時にウォーゲーマー上がりだけあって良く調べている。なお、日本でも「大和ミュージアム」は史料調査会出身の戸高一成氏が設立に関わり、学芸員を擁して沈没艦の調査に派遣するなど上記の条件を満たし、思想はともかく軍事博物館としては成功している(設立経緯は『戦艦大和の博物館』として上梓)。しかし、文谷和重氏のブログによると私財を集めて建設しようとしている軍事博物館はその資金収支が不透明で、ほぼ外れだそうである。その他遊就館とかいう、脳内が最高にキマってる信者による参拝(文字通りの)が絶えない、何か軍事博物館のようなものもあることはある。

【まとめ】

韓国の社会は日本以上に大企業や学歴への偏重がある、北朝鮮への対抗から徴兵制が敷かれる、デモの弾圧が日本より厳しいなど、問題も当然抱えている。もっとも、今挙げたようなマイナスの事象を日本で積極的に拡大しようとしているのは、安倍政権を支えているようなネオリベや右翼政治家だが。福島原発事故以降目立ってきたが、かつて韓国の建築を嘲笑ってきた者達が、国内の土木建築工事の不正や不手際を必死に庇ってみせるのも実に滑稽だ。

この他にも、専門家の目から見て韓国に学ぶべき点は色々あるだろう。私怨を疑われる仕事上の愚痴で右派を煽り立てるのは止めて、自分の得意な分野での知見を持ち寄ってみるのはどうだろうか。そもそも、上品でも技術力がある訳でもない奴が、自分が日本人というだけで「日本人は上品だ」「技術の日本スゴイ」と他人の事績を自分がやったように自慢するの、物凄く不愉快なんだよね。

【付録:日常に噴出する外国人差別】

それにしても、最近2週間ほどの間に起きた外国人差別事件

  • 「市場ずし」の店員が外国人観光客にワサビを増量する嫌がらせを繰り返す
  • 阪急電鉄の旅行代理店社員がチケットに「チョン」と印字し、「差別語とは知らなかった」とうそぶいた(関西という土地柄、同和教育もあり、あり得ない回答。会社ぐるみで舐めていることが良く分かる)
  • 南海電鉄の車掌が「外人」が多数乗車していることを理由に「日本人乗客にお詫び」した
  • 上記3件のニュースから日を置かず、道頓堀で韓国からの観光客が暴行を受けた。

はレイシストのデモより根深さを感じる。鉄道会社は地場資本・民族資本(日本人による資本の意)をルーツに持つところが多く、必然的に排他的になる要素を持っている。政治的に見れば、全て、産経新聞、そこまで言って委員会、橋下維新が10年以上に渡って煽り続けた結果だろう。これが観光立国を目指す国の姿とはどうしようもない。能無し差別芸人と目立つ事しか考えていない司会者を集めた政治色の強い情報番組を真に受けてはいけない。

16/10/12:全面見直し

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