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2019年5月 2日 (木)

性加害者をえこひいきするフェミニズム運動だとすれば、信用は全くない

私は元々、フェミニズムやme too運動は関わりが無い。過去記事の通り、是々非々で臨んでいる。よって、急激な運動の拡大に伴って種々の矛盾が生じていることは批判的に見ている。

有名な事案としては、昨秋の御茶ノ水女子大のトランスジェンダー受け入れ表明に伴うトイレを発端とした論争がある。これは、フェミニストを文字通り二分したらしいが、TERFと呼ばれる過激派がトランスの方に誹謗中傷を続けた結果、どちらに理があるのかははっきりしていると思う。

上記の件は運動内部でも様々な反省があったが、TERFを批判したフェミニスト達についても、ここ数年、幾つかの問題で明らかに頬を被っている人が多くみられる。

【運動には清濁がある】

以下、私が理があると考える事案とそうでない事案を数例ずつ挙げる。

【me too運動やネットフェミニスト全般に理があると考えられる案件】

  • 選択的夫婦別姓化、同性婚の容認に関わる運動全般
  • 刑法改正による非申告罪化の他、捜査手法の改善やケアの充実等を求める運動全般(伊藤詩織さん事件を含む)
  • 政治におけるクオーター制の採用等、差別的慣習を是正するための運動全般
  • 入試・就職活動における性差別の是正を求める運動全般
  • 日本軍が戦時中に犯した種々の性犯罪や外部業者をも含めた慰安婦問題の清算(像の設置から個別請求権の容認までを含む)

【me too運動やネットフェミニストに理が無いと考えられる案件】

  • 同一の法制度下にある日本国内での統計的有意差を何も示すことが出来ず、只の地域差別に終わった「九州男児」批判。
    ※他の性差別問題は多くが九州以外で発覚している。「日本の男性は問題が無い」という反論ではないことに注意。
  • ジェンダー法学会での不規則発言に代表される、問題解決能力の無さ。
  • 社民党のある女性市議の服装にまで細かな注文を付け続けて辞職に追い込んだ「古参活動家」の問題。
    ※当該の地域で真面目な人材を1人使い潰し、無能な候補者が生き残る結果となった。現実に響いている以上大問題。
  • 大した基準や事実確認も無しに一部の漫画・アニメ・ドラマ作品等を批判する「お気持ちヤクザ」
  • 他の社会問題で得られた知見への鈍感さ。一例としては薬害/公害問題で散々指摘されている肩書や専門家への過剰な依存。
    (田嶋陽子やその支持者に見られる)ネオリベ/極右的思想の肯定。

「毎日内部批判だけしていろ」と言うつもりはないが、上記の問題に向き合うことなく、自らに都合の良い「性差別案件のニュース」を賛意RTし続けていれば、信用が無くなるのは当然だろう。周辺の意識高い系全般に言えることだが、馬鹿な奴等だ。

世のあらゆる運動には付いて回る話であり、例えば脱原発運動も似たような問題は抱えているのだが、敵対者の書いたものを見て正すべき点は取り入れるのが良い。最近知ったが「女性の90%は名誉男性」という愚かな主張をしている「フェミニスト」もいるようである。井の頭沿線辺りで仕入れた古い文献で正当化したところで救いが全くない。

【ネットフェミニスト達に生じた疑惑】

前置きが長くなったが、最近あるネットフェミニストアカウントが性加害者としての過去を隠し、社会一般への批判を続けているのではないかという疑惑が持ち上がっている(関連まとめ)。その件についての検証作業も始まり、過去の書き込みの発掘など、種々の公開情報が集積され、一部の仲間は正体を知っていたのでは?とも言われている。情報の突合せをしているのは極少数だが、野次馬の中にはネット右翼も多数混じっている。

公益性の観点から言えば、当該は事実関係の是非にコメントすればケリがつくので余り関心が無い。再犯が発覚した訳ではないからだ。従って、本件についての問題は社会的モラルの範疇に留まる。その点から見て問題と思われるのは、当該と顔合わせもしてきた周囲の同調者達、更にその周囲に蝟集しているネットフェミニスト全般のことである(参考ツイート)。いずれも、エビマークを付けているから証拠能力が高いというような愚昧な考えの持ち主で、真面目な研究者、ライターなどと異なり信用していなかったが、案の定まともな反論がない。

一方でその間にも、過去の性犯罪被害者による告発証言に対し、無条件で恫喝や誹謗中傷している者がいる。

止めた方が良い。ネット上のme too運動を徹底的に傷付けることになるだろう。

残念だが、検証結果は具体的である。彼等を支持してきた側が行うべきことはただ一つ、疑惑が事実であるかを確かめること、もし事実なら、それを認めて(距離を置いた)別の形での贖罪に切り替えるよう促す事だろう。

前から思っていたことだが、広い意味での安倍政権支持者やネット右翼は基本フェミニズムに敵対的だが、彼等が直接的な性犯罪者である確率は一般人並に低いと思われる。何故なら、右翼的な考え方はこの国の主流であり、毎日女叩きに異様な熱意を見せる者から、FOXが作る社会派映画並に平等思想を受け入れる者まで性的な価値観にはかなりの濃淡が観察されるから。

そこにオピニオンリーダー達が「お前も社会構造を作ってる一員なのだ」と身内向けトークで甘やかしたところで、大したみそぎもせずに加害者を匿ってるなら、説得力はゼロである。

【理由もなく相手によって扱いを変えれば信用は無い】

ところで、仮に事実であったとして、違和感があるのは当該の周辺者達。要は菅野完のような他のケースとの扱いの差である。ここ数年、論壇人や著名政治家・ジャーナリストの性的不祥事が相次いだが、菅野の場合は事実関係と責任をすぐに認めている(同様の例として、一般的な認知度は極楽山本のような芸能人の方が高いだろうが、当ブログは政治系の話題の方が主なので菅野の例を挙げる。もっとも、訴訟では言論の自由の制限を要求されたこともあって揉めていたようだが)。

ある極左・脱被曝系アカウントが「性犯罪に軽重は無い」といった書き込みをしていたのを思い出すが、同根ではあっても現実社会では同列には扱われない。法的な問題の他、発覚前後で示した態度も世間的な評価の対象になるのは当然のことである。菅野完事件の発覚当時、それを報じたメディアの関係者が性犯罪被害者を鉄砲玉として使い潰した一件があったが、その時「黒幕や周辺者の嫉妬だろ」との声が聞かれた。今回の件は、それが正しいかどうかも問われるのである。

この件について周辺者達はあらゆる対話をブロックしているそうだが、さっさと問題を解決した方が自身のためだろう。虚偽ならそう示せば事は終わる。事実なら、理念と現実に生じた矛盾は解消すべきだ。菅野の件や詩織さん事件が好例だが、ネットフェミニストでも過激な発言で注目を浴びてきた者達は、右側の性的不祥事は正当化し、事態公表後の経過を無視する野次馬と変わりがない。

方向性や発言の過激度に違いはあるものの、社虫太郎やあららといった(男性)オピニオンリーダー達や、一部の極左系個人アカウントについも同様である。元号批判のような時事ネタも結構なことだが、本件からは目を逸らしているように思える。広河隆一と違って自らに近い存在だったのかも知れないが、大概にしておけと忠告しておく。

まぁ、大概にしておけと言うのは追及側も同じだが。

残念だが山本氏は政治家になる前に会っていたとしても違和感はない。で、彼以外の発言は貶める目的でツイートしてるのかね。

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