【世間に謝罪せず】「機微情報」を垂れ流した東電柏崎刈羽原発職員へぼ担当氏【問題発言連発】
前の米山知事が不祥事を起こして辞任したため、新潟県知事選挙が行われている。争点は柏崎刈羽原発の再稼動ということで、与野党の決戦場と位置付けされている。
そこで思い出したことがある。ハンドルネーム、へぼ担当と名乗っている原発業界人のことだ。現在は主にツイッターにhebotantoで登録し、活動している。
彼は、どういう人物かというと、原発業界で仕事をしていて、反原発を嫌ってきた。それにとどまらず、「正しい原発の知識とはどういうものか」を啓蒙するため、ネットで活動していたのである。まぁ、今では珍しくも無い他人の揚げ足を取って喜んでいる「お理工」とか「軍事クラスタ」とかもっと直截に「ネット右翼」と呼ばれるような人である。
苦々しく思っているのは私だけではないようで、311後、何か横柄なツイートを繰り返すたびに突っ込みを受けている。代表的なのは軍事ライター文谷数重氏のブログ「隅田金属日誌」だろう。
この件が心底どうしようもないのは、彼が90年代にある大学の(京都大学は誤りでした)大学院を修了後、東京電力に技術系幹部社員候補として入社し、長年にわたって柏崎刈羽原発で勤務し、原子炉運転の資格を取って運転員としての勤務経験を有し、ボイラ・タービン主任技術者(一言で言えば発電所位しか使い道が無いが難しい資格)を取得した、ある意味王道を行く原子力業界人であること、そして一連の書き込みを会社に一切知られることが無く、或いは職場の黙認の上で行ってきたことだろう。
何も私が興信所の人を雇って調べたことではなく、以前から仄めかしていたことである。
ふと起きたところで「言えない事多数」。真面目には、学生時代にトリウムを扱った事・学生時代の実験途中に原子炉が「誤」スクラムした事(機器異常でノイズ原因)、以上全て京大熊取経験 #フォロワーが体験した事が無さそうな体験
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2011年12月14日
熊取=熊取実験所であり各大学の原子力工学科位しか関わりが無い。
こちら柏崎も良い天気で、帰省された方の車で混んでいるところ。オートキャンプ良いですね。どうかリフレッシュを! QT @abizou: @hebotanto おはようございます。無事に渋滞を抜け出て、目的地に到着しました。このGWは家族でオートキャンプに来ました。
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2010年5月1日
次もその一例。
専門従事者としては猛烈に朱を入れたいところだが、当事者のため最大限自重。趣味のtwitterと業務は完全分離! RT @kinginsunago: .@br117 さんの「EVと原発の寿命TL」をお気に入りにしました。 http://togetter.com/li/64502
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2010年10月31日
保有資格も公開(BT=ボイラ・タービン主任技術者)。
@sistersacchan @nomaddaemon 私個人は特殊中の特殊な国家資格(日本国内で1000人いるかな?のレベル:過去は実名公開)を1つだけ持っているために、この期に及んで収入は激減でも首の皮一枚つながっている状況。これがよいのか悪いのか分かりませんが、稀少は確か。
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2011年11月4日
結婚以来中断していたが、技術士とBTともう一つ取ろうか、と思う。
Ph.Dが野望だったが、愛妻と娘を養うには現在の資格だけでは足りないかもしれない。
もっとも既存の資格でベタ付け(交代要員不足)と言うのが現実で、だからこそのフリーハンドもある。
さあ、数字と図面の山を見ようか。— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2014年6月2日
もっとも、本物のPh.Dからは次のようにコメントされている。下記の事故は、彼の所掌だったのだろうか。
東電柏崎刈羽君が『張り倒されるような厳しい訓練』と吹聴するBTC(BWR Training Center)を有する柏崎刈羽は、補機のボイラーを減圧破壊したり、過去20年間不審火が激発したり、変圧器火災を制圧できなかったりと世界でも珍しいシロウト沙汰が頻発する原子力発電所ですね。
— LN BB-45 (@BB45_Colorado) 2017年9月26日
これから述べていく理由から、現在は影響力も低下してきたが、過去、その言動はツイッターの原発推進派を煽り立て、宣伝活動として機能していた。彼は、重電・インフラ系の技術者やマニアの内心まで浸透したネット史上有数のステルスマーケティング師(PA師)でもある。また当人の原子力への執着も信仰と言えるレベルに達していた。一連の言動を見直して思ったが、利益相反という言葉すら生易しいものに思える。
批判者達から「柏崎刈羽君」などと揶揄される中、敢えて直球のブログ記事を書いて来なかったが、今回は、彼の原発問題での言動で公益性の観点から見て致命的と思われる点を挙げることにした。内容を要約すると記事タイトルの通りとなる。
【1】安全神話を宣伝する。
彼がああなってしまった原因は東電にもある。入社前後の頃、東電は会社として次のような活動を推進していた。
東電社内報 とうでん 1996 07 特集記事 「原子力、”自分の言葉”で語ろうよ」 1/5 pic.twitter.com/4wraVVtnqN
— LN BB-45 (@BB45_Colorado) 2013年8月29日
今から見ればこれは「忘れられた誓い」のようなものである(関連まとめはこちら)。
社内報記事を読むと分かるのだが、「知識が無くても自分の言葉で原発を推進しよう」と東電は煽ったのである。へぼ担当以前、ネット時代の初期に柏崎刈羽原発に勤務する職員が私的に「EYEFIE原子力発電所」という宣伝サイトをつくったことがあったが、これも会社としての態度が根幹にあった。
結果、彼はお気に入りの軍事評論家ブログへの出入り、mixiでの情報発信などを経て宣伝活動に勤しみ、311前に次のような安全神話を公言した。
ぶっちゃけたお話し,陸上にある原子力発電所(PWR)の場合,大洪水でも起こらない限り,浸水の恐れは無視できますが(ただし,地震による津波影響など評価して問題ないことは確認済み)
軍事板常見問題より
もう一つ挙げよう。
@moltoke_Rumia1p もう一つおまけで言うなら、「メルトダウンの時に海水を入れれば…」との主旨のまとめがあったけれど、普通の人で思いつく発想を専門従事者が思いつかない訳はない訳で。既にシビアアクシデント対策で済みですが何か?と言うところですね。@hebotanto
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2011年2月24日
幾ら実務的に細かな知識を喋っても、根本がダメという典型的な例だろう。実際に海水を注入した時点では、全てが後手に回り、大量の未帰還区域を生み出したからである。
原発作業員の問題も彼の前では反原発のタカり行為として無かったことに・・・
@obiekt_JP 「元」ホームレスがいないと証明できない。しかし、従事の段階でホームレスでは登録も出来ないため、あり得ない。過去は黒人、現代はホームレスと反原発団体の弱者救済を騙る悪質な差別行為と見るのが相当。 QT 知り合いに RT 原発の保守点検にホームレスの労働者たちが
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2010年8月14日
原爆被災者も次のように侮辱している。
実際「ヒロシマ原爆教」でご神体は「原爆ドーム」、異論・反論は許さずと言わんばかりの言行が。当事者はその意識を単に発信しただけでしょうが。 RT @ki84type4: 言い方は悪いけど、どこかに「広島は原爆で聖別されてヒロシマになったのだ」って意識があるとしか思えない。
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2010年10月23日
火の出る玩具や原発を御神体にしている人間が良く言えるものだ。
ただ、ある意味では業界が宣伝用に準備する「偉い人」達と違って、忌憚の無い本音を呟いているとは思うが、それが宣伝と性悪な軍事マニアや自称リアリストの主張をコピーしたものでしかないというのは、驚くべきことである。
なお、Yahooニュースに登録している軍事ブロガーJSFが311の晩に福島第一の状態を危惧する人達へ「馬鹿は黙っていろ」と罵声を吐いたことはネット論壇では知られているが、へぼ担当は長年彼の技術アドバイザー的ポジションにいたことを付記しておく。
【2】311後、7年まともに世間へ謝罪していない
よく、ネットで一度投稿した発言を削除して炎上することがある。しかし、へぼ担当の場合、福島事故の数日後、被災者に「ご高配を」とツイートした程度で、過去の自身の原発推進の言動に一切の責任を取っていない。実際、記事を書く前にtwilogで再確認したが、やはりそういった発言を見つけることは出来なかった。先の「馬鹿は黙ってろ事件」も存在自体を黙殺した。
その一方で、大は原子力政策から小事は日用品の出来栄えに至るまで、あらゆる物事に注文を付け続けた。
一度投稿した情報は是非はともかくとして、消すことは出来る。しかし、謝罪していないのだから、これを捏造することは出来ない。
それどころか、彼が2011年頃まで出入りしていた軍事マニア達のインナーサークル「軍事板常見問題」のmixiコミュニティでは「自分だってすべてを知っている訳ではありません」と言い訳していたのだ。東電本体に技術系幹部になることを期待して雇用された実務家の言う事ではない。なお、へぼ担当はmixiに存在した原子力コミュニティでも中越沖地震の頃は「冷静で中立的な啓蒙活動」をしていたが、311後、同じようなことをしていた日立の原発技術者等と共に、一斉に姿を消した。
311後にへぼ担当の陥った最大の失敗である。
@tsuchie88 「電力消費地の首長が反原発の勢いに乗って原発立地の首長を乞食扱い」が致命的かと。 特に関西カツアゲ連合は相当に恨まれていますね。某県知事など「被害者面など厚かましいにも程がある」…と言われて罵倒されるほど酷評ですし。
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2013年5月19日
東電の失敗を糊塗するために、彼は同業他社への「擁護」を手掛けるようになったことがわかる(私が関電の原子力部門社員だったら、まず東電社員に謝罪を要求すると思うが、そういう思考から目を逸らさせるのがミソ)。
その割に民主党、朝日新聞への謝罪要求などは目ざとく行っている。
R4に恥と言う概念は無いのか?
もっとも事業仕分けと言う愚劣極まりない人民裁判を行った事を恥じない段階で望み薄だが、社民党に付き合って、自身の議員たる職責、所以を放棄。
他国元首に懇願する時点で議員資格を剥奪すべきだが。
某は素人だからこそ免責も有り得たが、R4には辞職を求める— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2014年4月22日
自分は責任を取るつもりはないが、蓮舫(ツイート中のR4=レンフォー)には責任を取れと言う。
朝日「吉田調書スクープ」を捏造だと書いた門田隆将の功罪(天木 直人) - Y!ニュース http://t.co/P9mPnLr04I
…ここまで断言してしまった以上、謝罪は避けられないだろうし、当該御仁の言説は地に落ちただろう。このようなはずでは…と考えているのかも知れないが
極めて強く同意。
当該誤報は余りにも記者の資質(裏付け取材他)を欠いており、全面的な取消訂正が必要だが、誤報以降の対応は編集部や経営層の責任。
その点、論外に過ぎるため、誤報が風評被害他に拡大。
また再発も絶対に防げない。 https://t.co/7TaJUfcCiN
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2016年10月6日
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2014年9月14日
もちろん思想偏見に加え、ちゃっかり組織防衛するためである。こんなこと東電社員が書いても逆効果でしかないけどね。
毎日新聞の「ダム底セシウム」誤報の件で私が知りたいのは、誤った記事を書いた「犯人」ではなく、何故あの様な記事を書いたのかという理由と、それが表に出てしまった経緯である。つまり、医療事故や航空機事故が起きた時になされる事故分析を新聞社も真摯な態度でやれ、という事である。
— 井上リサ⚽️6.10龍ヶ崎vs女川 (@JPN_LISA) 2016年10月6日
誤報は捏造でない限り、それ自体は無くすことは出来ない。
集団錯誤含め、人間のやる事に間違いは避けられず、間違いのない人間はいない。
しかし、誤報以降の対応では大差がつく。真摯な対応でより信頼を得ることも出来る。
一方で現場を責めて、同情を誘う「無能な経営層」もいる。— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2016年10月6日
実は、これは批判対象の朝日ばかりでなく東電にも言える。よく謝罪会見などを行うが、賠償金の支払いや法的責任を拒否して訴訟になっている問題と、彼の姿勢は軌を一にする。
この手のジャーナリストをあしらうにはもっとも良い方法だからに決まっているだろう。
審議の委員メンバーに入れておき、審議の場に参加させ、発言もある程度許すが、その発言を主旨に入れることは無く、当たり障りの無いところを採用して、その真偽の責任を負わせる。
口封じには最適だが。— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2015年1月18日
@kmic67 全てがそのような不純な意図とは言いませんが、有る委員だけが非常に浮いており、なおかつその発言に重みがなく、審議でも顕わにあしらわれる事例があります。
ジャーナリスト以外にも活動家などの「取り込み」を図った事例、と考えれば分かりやすく、その意図は明白です。— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2015年1月18日
東電ではジャーナリストはあしらって口封じするものらしい。2015年になって良く言えるなという感想を持つのと同時に、貴重な証言でもあると思う。本音としてはありふれてるが、思っている当人が表立って書くことではないからだ。
これが例えば池田信夫だったら私はここまでは書かない。彼が如何なる言説を弄そうとも、実務担当者ではないからだ。間接的な責任はあっても直接的な責任は無い。
余りに壮絶だったため、ネット右翼の多い技術者や軍事マニアですら、311以降の姿勢で彼に関しては距離を置くスタンスに変わった者達が続出した程だ。勿論、軍事ブロガーJSFや「軍事板常見問題」管理人の消印所沢のように、庇い建てて口を閉ざしている者もいる。また、彼の知識を目当てに積極的にRTしている推進派の著名人もいる。
へぼ担当は世間に対し、東電原子力社員として、謝罪するべきだろう。ああそうだ、彼が大好きな日本政府の当時の代表にも「この度は当社の事故で御手を煩わせることとなり、大変申し訳ありませんでした。」とでも詫びてはどうかな。
以上のように、彼にとって民主党(政権)、菅直人、鳩山由紀夫などは日頃から憎悪の対象でしかないが、大衆もまた同様である。311直後の数年、エネルギー政策のパブリックコメントを集めた時には下記の通り。
古い言葉だが、コメントスクラムの負の効果を真面目に考えるべき。
パブコメを人気投票にしたら、コピペ意見はゴミノイズでしかない。同一意見多数に「参考にする」と、一山幾らでしかない。むしろ件数に反比例した扱いになろう。
業務妨害なら、言語明瞭意味不明の長文の方が効くが、真似せぬよう。
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2015年1月18日
ゴミノイズだそうである。人種・性差別を問うコメントではない筈だが・・・
※最近問題になったが、もしパブコメに「外国人を殺せ」という『ご意見』が1000人から届いたとしたら、人権思想を理解しないゴミノイズと見なされるが、上記は違うということだ。
更に言えば、自身のプロファイルについても原発業界に詳しい人間だけにわかるような仄めかししかしておらず、それでいて原発にはしがみついているのだから、無様だなとしか言いようも無い物である。
【3】パートナーにより素性をバラされてもTwitterは平常進行
なお、上述のように自身を目立たぬようにする労力も、彼が事故後に始めた結婚生活が破たんする過程で、パートナーが告発したことで、無駄となった。
その後、別居が当事者から宣言されており、その過程の詳細情報も存在したが、ここでは触れない。ただ、告発内容を読む限り、外形的にはかなり問題があると受け取れ、信憑性は高いと考える。また、原発やミリタリーの『お仲間達』は表立っては咎める姿勢を見せなかったことだけ書いておく。
※2019-04-05:なお、根拠だが、「この記事」メール中にある「奥様の~言及」魚拓背景を見るとパートナーからどのように評価されていたかの一端を知ることが出来る。実際にはこの他にも多数の書き込みが存在していた。
この件について当人からは何の説明も無く、それまでと変わらぬ技術談義を平常進行した。
【4】機微情報をツイートする
正直、【1】【2】【3】だけなら、今時のどうしようもないクズ技術者だなという感想しかないのだが、へぼ担当は驚くべき行動に出ていた。
原発業界で社内・セキュリティ上の機密に属する内容を機微情報という。
@ChromeTzahal その点は完璧です。
公開文献、図書、国家試験資格資料以外、社外秘はおろか、法令での規制(罰則あり:免職事由)があり、完璧に整理済みですので。
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2013年5月14日
私は、日本の原発業界に批判的だが、情報公開についてはアメリカに次ぐか部分的にはそれ以上に公開している面もあることを高く評価している。OBやOGでTVタレント的に活動していない人達も積極的に発言しているのは一面の事実である。特に大雑把でよい概要的な情報についてはそうだ。この事をある原子力ウォッチャーに話したところ「アメリカは訴訟社会でNDA(秘密保持契約)が厳密だから無理ですよ」と即答していたのを思い出す。
さて、2010年秋から冬にかけて、へぼ担当は盛んに機微情報の取り扱いについてツイートしていた。要は、「僕ちんは啓蒙活動も活き活きした内情も伝えていくけど、テロリストが喜ぶから出すなと言われてるヤバい情報は出しません」という宣言だ。
しかし、彼はその後、やらかしていた。
311で自尊心をへし折られ、鬱屈していたからかもしれない。
原発がどれだけの航空機衝突に耐えられるか、日本の電力会社も規制庁も、公表はしていない。私も以前ブログで話題にしたが、それは公表している国があり、その情報から個人的に推定した物だ。
…当該実験はあまりにも有名。
その上で何故F-4ファントムが必要となったのか?
これは「当時、仮想として当該施設に墜落する航空機の最大」が関係。
当時はまだF-1位の想定だったが、実力的にはF-4程度が必要になるであろう事は一定程度想定できたところ。 https://t.co/1eXFjiswEk
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2017年9月28日
因みに、現在ではF-2の想定で追加評価が行われたはずだが、重量級のF-4で確認した解析技術他で余裕がある結果に。
どう考えてもF-2よりF-4EJの方が重いためだが、当時の時代背景(FSX開発他)からしても、結果論としても解析結果に包含されたのは幸い。— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2017年9月28日
80年代は日本の原発もF-1戦闘機を想定して解析をしていたことを仄めかすばかりでなく、F-2の解析はその結果に言及している。なおF-1は国産機であり、他国のデータは流用出来ない。結果を知っているのだから、彼の妄想ではなく、東電の社内情報を参照したものである。「バカは黙ってろ」で悪名を轟かせたJSFを引用しての吐露であるところがどうしようもない。他の東電社員からすれば「バカは黙ってろ」と言いたいところだろう。
保持資格は炉型問わずですが、PWRの教育はJAPCさんでの教育のみですね。BWRは運転操作していましたので体が覚えており、手持ち資料無しでもほとんど対応できますが。 QT @ShimpeiHMMT: あれw、勝手にPWR側のお方と想像してました(汗) RT @hebotanto
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2010年8月28日
さて、東電に裏を取っても彼のアカウントを黙って停止させるだけでお茶を濁されると困るので、日本原電に質問した。へぼ担当はJAPC(日本原電の英称)の研修にも参加した旨、以前ツイートしていたからである。
日本原子力発電
広報ご担当者様
岩見と申します。
最近、同業他社の原発に勤務していると称する方が「航空自衛隊が保有する特定の機種の戦闘機が建屋に衝突した場合の評価は既に行っている。近年F-2戦闘機についても追加評価を行った」という趣旨のコメントをネット上に書き込んでいるのを見かけました。
その種の評価は、御社のサイトでなされているとは聞いたことが無いので、新規性基準に移行してから、また規制制度が変わったのかと一旦は驚いたものです。
念のため、規制庁の審査会合のHPを再度見てみましたが、従来各サイトで行われている通り、建屋近隣に墜落した際に燃料が火災を起こした時の評価に留まっていました。
現状では、そのような情報は下記の様に、JAEA等が研究のため特定のサイトを模擬しない形で行った公開研究しかないと思いますが、その認識で間違いはありませんでしょうか。
http://csed.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/2016/09/PL2L04.pdf
2017年10月2日
本件について少し、補足します。
先のツイート事例は某電力会社に勤務する社員ですが、御社グループやその親会社の場合、特定の機種の航空機が建屋に衝突した場合の解析評価は結果をツイートしても御咎めは無い程度の機微情報なのでしょうか。
2017年10月2日 12:45
岩見 様
いつもお問い合わせいただきありがとございます。
「航空自衛隊が保有する特定の機種の戦闘機が建屋に衝突した場合の評価」のお問い合わせについては、核物質防護の観点から評価の有無に関してもお答えは控えさせていただきます。
ご了承願います。
日本原子力発電株式会社
地域共生・広報室
2017年11月2日 12:28
2017年秋当時、航空技術者の平岡公夫氏は、出しても良いのに秘密されているスペックについて疑問をツイートしていた。そういう考え方はあると思う。個人的に機微情報が表に出されても仕方ないと思われる事例は、例えば談合・データの書き換え・内部での問題提起の握り潰しなどの不正行為であるとか、青山繫晴のように、今更表に出回っている情報を重大な機密呼ばわりする間抜けな行為などであろう。
では、今回のへぼ担当の行為はそれらに当て嵌まるだろうかと言えば、当て嵌まらない。ただの知識自慢に過ぎない。
業界ではこういう人物はインサイダーと言い、主に入社後原発へのスタンスを変更した人物が想定されているようだが、実際にはうっかり日米会談の機密を喋った元防衛大臣のように、推進者が自滅するパターンを良く見かける。ある意味では、火を付けて存在意義をアピールする消防署員や点数稼ぎに犯罪をでっち上げてばれる警察官と似たようなものだ。竜田一人の『イチエフ』でも「うっかりマンガに商業機密を描かれると困る」と苦情があったそうだが、これも類似パターンであろう。モリカケの役人もそうだ。
【5】 「TLでは流せない話」をするため上京を計画し、311直後に実行する。
へぼ担当の場合、以前から守秘義務違反の兆候はあったようだ。
家で仕事をしてると情報がどうしても偏ってしまいます。皆さんの生のお話を聞くのは楽しみです。RT @CCCP1917: @oldconnie @hebotanto はい、是非にやりましょう。月の後半以降は少し、体が空く筈です(だったらいいなぁという願望も込めて)。
— 石川潤一 JunichiIshikawa (@oldconnie) 2011年3月5日
@CCCP1917 @oldconnie @hebotanto ええ、出来れば是非にと思います。私の方は土曜日と日曜日午前中(午後には帰路につかなければならないため)の制約がありますが、宿と足(バス予約)さえ確保できれば、何とかなりますので、ご都合が分かったらお知らせ下さいね。
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2011年3月5日
@oldconnie @hebotanto 分かりました。では、どこかの土曜日を是非に空けましょう。私もいろいろと勉強させていただきたいと思いますので
— ユーリィ・イズムィコ (@CCCP1917) 2011年3月5日
@CCCP1917 @oldconnie @hebotanto お手数おかけしまして恐縮です。TLでは流せないようなお話しなど、話は尽きないところと思いますが、まずは顔合わせをしてゆっくりお話ししたいですね。
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2011年3月5日
まず、一つ言えることは、彼ほど日頃から技術の詳細をツイートする人物に取って、「TLでは話せない情報」など無意味な定義に過ぎないということである。大抵のことは話しまくっているのだから、顔を突き合わせたところで、それ以上の秘匿性の高い話が許される訳では無い。従って、「TLでは流せない話=守秘義務のかかっている話」しか残っていないと判断出来る。
※TL:タイムライン。ここではツイッター用語でツイートによる会話全体を指す。要するに表立って話せること=TLに放流出来る話である。
311は金曜日だったので、ツイートの翌週に開催を計画していたとしても中止になったはずである。もし311が無ければ、この時点で小泉悠、石川潤一等に機微情報が流出した可能性もある。また、へぼ担当と軍事クラスタ系ライターの特徴から、メールなどのルートも疑わざるを得ない。
実際、311でいったん計画は中断したものの、11年6月には「秘密会合」が実現している。
帝都某所から縦走開始。今日は暑くなりそうですが、秘密会合はじっくり楽しくやりたい所。出発時の豪雨で傘が余分ですが、帝都では雨降りになりませんように。 http://twitpic.com/5gc5vp
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2011年6月24日
宿到着。本日お世話になった皆さんに心から感謝。3か月のモヤモヤが少し晴れた気分。半年ぶりの帝都は激変もそのままも有り。そのために働いている事を実感。あいにく現在の状況では夏の戦場参戦は絶望ですが、後悔だけはしない様に心掛け。明日はゆっくりアキバを回って帰還します。それでは!
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2011年6月25日
「秘密会合」と呟く愚かさはともかく(『遥かなる星』へのオマージュ?)、上記のツイートから都内での宿泊場所に戻るまで半日かかっている。貸会議室でも使えば大抵のことが出来る。
@kojiinet @Advanced_MH @CCCP1917 ただいま帰宅して荷物を片付け、ザックを出勤モードに転換完了したところです。昨日は大変お世話になりました。今後、色々なところで…と考えておりますが、よろしくご指導のほどお願いします。@hebotanto
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2011年6月26日
へぼ担当は「情報はギブアンドテイク」との信条がある。この面子であれば、交換した情報は原発事故対応を土産話に、ロシア関連の軍事情勢、核査察ネタだろうか。もう1人原子力関係者が参加しており、さぞ盛り上がったことだろう。
SNSでのヘイトスピーチ親和性が高そうな漫画家やラノベ作家のジャンルは、(1)萌えミリタリーや世界史ネタ、(2)異世界転生ファンタジー、(3)オタク仲間や業界の内輪ネタ(「毒舌」と称して披露されたりする)で、純粋な「日常系」は少ないのではないか。これが個人的願望でない保証はないが。 https://t.co/EbJtlqRSFy
— hhasegawa (@hhasegawa) 2018年6月26日
この方の区分けで行けば、ネット上でミリタリーマニアや科学オタクが集まって形成された軍事クラスタは、全て趣味の対象にしているし、日常的な言行がすでにそれである。秘密会合も正に(3)そのものだろう。
技術談義の中心にいたので、ネット上の付き合いも似たような人物が多い。311の時英語で安全神話を垂れ流したf_Zebra、へぼ担当と同じく業界人の森雪、Shimpei、電気新聞で紹介された原子力魔法少女今井智大、軍事マニア繋がりでヤフーニュースオーサーのJSF、dragoner、憑かれた隠棲等である。上記の会話もそうだが、第3者からは読めないDMやメールで何の情報を渡していたのかは分からない。彼らと交友関係を持つ事にはリスクがあるので、近づこうとは思わなかった。
@dragoner_JP @bouninng 究極的には物理的…というより、それが重要施設では基本であり、絶対条件でしょうね。防衛省が様々な事案を経て、漸く専用PCを導入し、私物他をシャットアウトしたのは当然ですが、その手のITインフラではどこでも行われていること、それからかと。
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2011年8月7日
@hebotanto あとすみません。以前お送りしたメールの件なんですが如何でしょうか…
— dragoner@日曜東U-17b (@dragoner_JP) 2011年8月7日
仮に私がへぼ担当と同じ立場・思想でネット活動をしていたら、さほど重要でもない「内部情報」を餌に彼等を釣り上げ、会社の目から見て来歴のはっきりしないオタクの個人情報を収集した上、会社の意に反する態度を示した時点で、これまで与えた情報の重さを強調するなど、DMで恫喝となだめを繰り返してコントロール下に置く、だろうか。まぁ、dragonerの方も本名を知っていれば別の意味で機微情報を取得したことにはなるが。
愚弟中東派遣の実体験として心から同意。父が愚弟に「部下を全員無事連れて帰ること!」と厳命していたのが忘れられません。 QT @SatoMasahisa: 少なくとも海外で身の危険を感じる地域に派遣された自衛隊員は自分の「生」に向き合い、また上官は部下隊員の「命」を真剣に考えました
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2010年5月29日
自衛隊に勤務している彼の弟についても、同様である。2010年の時点でへぼ担当に宿営地周辺の戦闘について情報を与えており、その結果のツイートであろう。何せ「実体験」と堂々と書いている。思えばこれは、日報問題の機微情報垂れ流しも同然であった(弟は弟で、日報の隠蔽にも加担していても不思議ではない)。
上記のように「部下を生きて返す」というツイートを彼は繰り返しているのを見ても当時の心情がよく分かる。意地の悪い読みをすれば、武人の家系である彼の一族は旧軍スタイルそのままに「部下以外の命は保証の限りではない」のだろう(戦争中期以降は味方も大量に見殺しにしたが)。一般論として、自己の功名心に向き合うこともせず、命に関して奇妙な結束を示す人間が国家に寄生すると、戦地で問題を引き起こす遠因になりそうだ(米国でヒットした『ローン・サバイバー』という映画は、正にこうした問題の実話がベース)。
そして弟は、バーターとして核関連の機微情報、それも幕僚監部辺りからの照会では定形文で返答されるような「内情」「特定の政策要求を通すためのキーマンに関する情報」などを入手していても全く不思議はない、と解することが出来る。マスコミ嫌い、人脈好きの真意もそこにあるように思える。また、うっかり踏み込んだ内情を暴露ということもあるだろう。
今思えば、こういった連中が、日本人による原潜・核保有を問題提起した『沈黙の艦隊』にリアリティを付与するかのような議論をしていたのは、危険な兆候である。
一時期、私のことを彼との直接的な関係が無いのに批判していると「軍事板常見問題」管理人の消印所沢などが問題視していたが、無意味な機微情報の共有なら御免蒙るといったところだ。そういう話は映画や小説の中だけで御腹一杯だからである。
例えばKEDOで何が有ったのか。洗いざらいぶちまけてやろうか、とも思うが、これだけは一番最後にする。そして翻弄された方々(在日韓国朝鮮人の皆様(帰化された方も含む)が筆頭)の事も。
この点には、左右、リベラル・保守、それぞれ墓に入るまでに言いたいことが山ほど有る。 https://t.co/J98gqbjLPA
— へぼ担当@SafeMode (@hebotanto) 2017年9月1日
表面的には場の空気を支配したくて溜まらない「冷静で中立的な人物」の書き込みだが、元海保職員の右翼、sengoku38氏とおなじですよね、この人がやろうとしていること。
実は東電の社員はKEDOに出向している。従って内輪向けの技報などにレポートが載れば彼の立場では読めるし、場合によっては直接会話も交わせるだろう。
以前、そういうポジションをいいことに、ある大学の化学研究者で原子力ウォッチャーをしていた人(当時は推進派であった)に、核実験や査察の技術詳細で「原発専門誌に書いてある情報をチェックしている程度で調子に乗るな」的な暴言を吐いていた。専門誌にも載っていないのなら、どうやって同じ土俵で議論するのかは示そうとしなかった。表に出せない内部情報を笠に着た最低の態度であると同時に、何か東電に不都合な失態でもあったのかという疑念も沸く。
【最後に】
技術的には色々と細かい話は出来るだろうし、私も普段のブログはそう言った内容である。しかし、原発を実際に動かす人間の本性についても目を向けてから、再稼動の是非を決めることも、大切ではないだろうか。
私は、彼のような人物を放任してきた東京電力の姿を見て、一層信用が出来なくなった。現在は、休職中とのことで、そういう人物を復職させて原子炉の運転に就けるのは制度上は可能だが、明らかに抜け穴だろう。彼は自信家の割には抜けが見られ、自分の失敗には向き合おうとせず、そのエゴイズムのために心身不調となった。「車の運転に向いてない人」というのはいるものだが、彼は「原子炉の運転に全く向いてない人」だと思う。
肝心な事故対応時に重要なスイッチを押し忘れ、しかも嘘で塗り固める位のことは残念だが想定せざるを得ない。さらに言ってしまえば車ならまだしも相手は原子炉。ストレンジ博士的なリスクも考慮しなければならない。
それをやって滅ぶのは柏崎市のそれも金亡者達だけにして欲しいと思っている。また、彼のような極右的偏見は既に社会病理のレベルに達しているとも言われる。彼以外にも、本音が金目であるとか、何時まで経っても上から目線が抜けないなどの原発所員は(2011年の豚骨ベース事件などからも)地元で働いていれば勘付くものだろうし、その行き着く先も想像がつくというものだ。
※2018年6月7日、KEDO、中東派遣関連で追記。
※2018年7月1日、秘密会合を証明するツイートが見つかったので、【4】の後半を【5】に分割。
※2019年4月3~5日:牧田寛氏の指摘を参考に【3】を修文、タイトル変更。
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