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2016年12月の3件の記事

2016年12月23日 (金)

【悲報】清谷800G事件の前「戦車が弾を弾き返すと乗員が死傷する」と思っていた軍事マニア【消印所沢まで】

先のブログ記事を公開したところ、早速2chの清谷スレで侮蔑的に晒された。自慢じゃないが私のブログは来訪者がそんなに多くは無い。ログを見るとその時間に1人いた。法人サーバーらしいが、何やってるんだろう。

ところで、面白いことを教えて貰った。2012年5月に「清谷800G事件」が起きる前は、軍事マニアの周辺では被弾したら乗員が死傷すると思われており、事件後もそう考えている人はいる、ということである。事実とすれば典型的ブーメランだが、さて実態はどうか。

まずは模型屋メーカーの売り口上。

Fushoudoitsuheimokei
●装甲の厚い戦車に搭乗した乗員は絶対に死傷しない、という訳ではなく、敵の砲火に曝され、たとえその砲弾が装甲を貫くことが無くとも、被弾による衝撃によって車内の機器、装備品が外れて乗員に当たり怪我を負う例も少なくありません

●特に、大口径の砲弾を被弾した場合、その衝撃はかなり大きく、車内の機器の破損、乗員の死傷によって、装甲を貫通しなくとも戦車は戦闘不能に陥ってしまいます

ホビーショップ エムズ・プラス

正に、負傷した戦車兵がモデル化されている(発売は2014年)。模型メーカーを馬鹿にする軍事マニアは、いや、本職であってもそうはいないだろう。勿論人のすることだから間違った認識で製品化されることもあり得るが。

次にWarbirds

ww2のドイツ軍の戦車が徹甲弾を受けて撃破された時、中の搭乗員はどうなるんですか?

(中略)122mm 徹甲榴弾なんて食ったら衝撃波だけで致命的かも。
ささき

Warbirdsより

興味深いことに、軍事クラスタの「教典」、軍事板常見問題にもそうした見解が収録されている。

Mltrganrikinetfaq09l22m13
 【質問】
 戦車に関してなのだけれど,90式戦車は自身の主砲の直撃に正面装甲ならば,耐えることができるそうです.
 しかし,どこで見たのかは忘れてしまったのだが,「現在の戦車戦においては被弾=撃破」であるという記事も見たことがあります.
 どちらが正しいのでしょうか?

 【回答】
 現代は戦車砲の威力――より正確には戦車砲弾の威力――があまりにも強くなってしまったので,昔のように
「確かに命中してるが平然と弾き返して無傷」
とか
「何発も命中してるのにちっともダメージになってない」
とかいったことが起き辛く,
被弾=死 に近い様相になる.

 でも90式やM1といった最新(どちらももう20年選手だけどね…)MBTは,
 少なくとも正面装甲なら1~2発は喰らってもどうにか耐えることは出来るし,そのように設計される.
まぁ耐えられたとしても,大戦中の戦車のように「弾き返したヘコみを直せばOK」とか,「喰い込んだ弾を抜いて穴塞げばOK」というのは難しく,後方に送って大修理すればなんとか直るかね・・・というレベルで壊れることは避けられないが,1~2の被弾でならそうは「破壊」されはしない.

(中略)
”撃破”というのは「一時的にでも行動不能に追い込んだ」ではあるから,
>「現在の戦車戦においては被弾=撃破」
であるというのもまぁ間違いではないだろう.

(中略)
モッティ ◆uSDglizB3o(黄文字部分)他 in 軍事板,2009/08/08(土)

【質問】
 戦車の装備する120mm砲って厚さ約1mの厚さの鉄板をも撃ち抜けるらしいですが,戦車の装甲ってその砲弾を防げるんでしょうか?
【回答】
(中略)
ゲーム上では,対戦車ミサイルは前面装甲で受ければオッケーってな事になっていますが,無傷と言うわけにはいかず,レーザー測遠機や弾道コンピューターなど使用不能になったり,
たまに車長や装填手が死傷します.
軍事板

軍事板常見問題より

上記のQ&Aに消印所沢お得意の「注釈」は何もついていない。他人を批判・難詰する際はこんなものではないので、全く疑問に思わなかったのだろう。

当記事で私が問題にしているのは、真偽と言うより、言説の受け止められ方。従って、趣味サイトの記述も論評の対象になる。なお、これらの記述が事実かは断言を避けるけれども、ある種の根強いものを感じる。否定するにしても、最早根拠無しには出来ないだろう。清谷氏が技術者の話を聞いてそう思っても何の不思議もない。それまでの「通説」をなぞっただけである。第二次大戦レベルの戦車砲でも起こっていたということであれば、それより遥かに口径と初速の大きな現代の戦車砲、それも10式の戦車砲なら乗員の負担はずっと大きくても不思議はない。

だからこそ、戦車兵、特に現代の正規軍戦車兵はヘルメットを被り、ボディーアーマーを装着していると思われる。冒頭に示した第二次大戦時の軍装と比べると、重装備だ(もっとも、規律の弛緩した軍隊、温湿環境に不適な装備の場合は、実質的な着用率が落ちることはあり得る)。なお、「ボディアーマーを着れば大丈夫だ」といった言説で以って清谷氏を批判する発言は、当時目にしたことが無かった。

世の中では「都市伝説」化した知見、逆にある時点まで噂レベル/与太扱いだったのに証拠が出てきてひっくり返ることがよくある。しかし、「戦車が弾を弾き返すとどうなるか」については、米軍やソ連軍の文書付などと言った信頼のおける情報源で論証して、清谷氏を「論破」したようには思われない(当たり前だが、今更それをやって「岩見はバカ」と難詰しても無駄)。800Gであるとか、大大大好きな(最新鋭)戦車の乗員が死傷することが感覚的に信じられないから、即物的に反応したのだろう。

特に、JSFとの親密ぶりをアピールしてきた消印所沢は上記のページでも清谷氏を小馬鹿にしている。だがその消印所沢にして、こうした書き込みを「収録」していたことから分かるように、議論の相手によって意見を変えたのが軍事クラスタであり、沈黙したのが「とばっちりを食いたくない」と思った周辺の軍事オタクであるということだ。弾が当たって乗員が死傷するかどうかはともかく、軍事クラスタはやっぱり只の御調子者で無能だな。

2016年12月22日 (木)

【技本の職員も】清谷信一氏が聞いた「衝撃加速度800G」を中傷した無能な軍事マニア達【加担?】

以前、軍事雑誌で10式戦車について書いていた軍事ジャーナリストの清谷信一氏が、近年の戦車砲弾の弾着では乗員は800Gの衝撃を受けるので、とても耐えられないと聞いた、という趣旨のコメントを出していた。

このコメントに飛びついて「戦闘機のパイロットにかかる重力加速度でも10G程度が限界だ」「またkytnか」というような膨大な中傷が積み上げられた。

Togetter309179

私的まとめ キヨさんの10式戦車発言から始まった軍クラ計算大会
page1
page2
page3

それを受けて、軍事マニアでも日記などに書きつける者が現れた。

これはちょっと休暇をとった方がいいんじゃないか RYOの戯言日記~小説、サウンドノベル、銃やらアニメ~(魚拓

ただ、その後も清谷信一氏は800Gという主張を変えることは無く、2016年に入っても東洋経済などで記事を書いている。

さて当時私は原発の資料集めに忙しく(その結果がこの一覧)、上記の話を極表面的にしか見ていなかった。また、素人であることも深く認識していたので、過去にネット上で「あれは相手の発言の趣旨を誤読したもので、衝撃が大きいということを言いたかったのではないか」と書いたこともある。

しかし、衝撃がかかる時間が極端に短ければ、運動エネルギーor力積としてはそれ程大きくなくても、数100Gのオーダーもあるのではないか?という疑問も抱くようになった。ここで「それ程大きくなくても」と述べたが戦車砲弾の撃速(目標に当たった時の速度)であるから、弾速は少なくとも秒速数100m以上はあり、それなりに大きなものではある。

そこで、簡単に調べてみた。

【人は何Gで死ぬか】

まとめの中ではジョン・スタップ大佐が試乗した事例を挙げて50Gという値をJSFが挙げているが、次の文献によると90Gである。

当時(注:1980年代)労働産業安全研究所(現 独立行政法人労働安全衛生総合研究所)で、産業用ロボットの危険性を評価するための実験が行われた。その結果、バーサトランという米国製の油圧ロボットはアームを試験用ダミーにぶつける実験で200Gという衝撃加速度を記録した。人間は短時間でも90Gの衝撃で死亡すると言われる。産業用ロボットのアームがいかに危険かを実感させられる。

『産業用ロボットの安全管理-理論と実際-』2011年P186

60㎞で交通事故を起こした時、シートベルトを締めずに車内に叩き付けられた人形で計測した衝撃が30G程度、別の文献にある胸部合成加速度が45G程度のため、信頼は置けそうである(MEXCO中日本)。

Kindaiteashibue2006sciencecafep6

生体機械工学科  教授  渋江唯司「衝突の瞬間、あなたの身体は  ~衝突時に作用する力~」近畿大学

【身近にある衝撃加速度】

下記のように、激しい自動車事故で100G~1000Gとする文献もあるので、800Gは激しい自動車事故でも発生し得る値ということになる。なお、自動車事故の場合、その持続時間は0.1秒以下とのことだ。そして、800Gの衝撃加速度を受けた人間は、持続時間と質量にもよるが、死んでも全く不思議はないことも確定した。

Yokohamacusportmenuhumankankyou11p3

加速度の現れる場と加速度の大きさと持続時間
(「人間の環境適応を科学する」 第11回 横浜市立大学 35枚目)

もっと述べると、数10Gの衝撃であっても、交通事故レベルであり、戦車兵には十分負担になるであろうこと、死に至る衝撃加速までたかだか2倍程度の余裕しかないことが分かる。そして、200Gの衝撃加速度なるものは、産業用の油圧ロボットでも作り出す事が出来るということだ。桁のレベルでみると、思ったよりはありふれている印象を受ける。

更に調べてみると、荷物が受ける衝撃加速度などというものもある。

Movecorpfujitalogger_gp6

荷物が受ける衝撃を監視するデーターロガー WATCHOGGER/SHOCKの衝撃値
(株式会社藤田電機製作所)2012年10月1日

  • 2Kgの鉄球が1mの高さからコンクリートの上に落下した場合の「衝撃値G」:450G
  • 球速150(km/h)のボールを、ミットで受けた場合:426G
  • 2Kgのダンボール箱を1mの高さから落下:200G

勿論、ボールの質量など違いはあるが、数100Gは相当ありふれてる。800Gにしても大半の人は測ってるのを見たことが無いだけで、取り立てて大騒ぎするようなオーダーではないということだ。騒ぐのはバカだけ。

さて、それに対して、砲弾の世界で数100G以上の衝撃加速はそもそも存在するのだろうか。

砲弾用信管

    りゅう弾砲、戦車砲、迫撃砲用等の各種信管(電気式及び機械式)を製造しています。
    射撃時の数万Gにおよぶ衝撃と数万rpmに及ぶ旋動に耐える強度を有しています。また、これらの力を利用して作動する歯車伝達機構などの各種機構を有しています。

リコーエレメックス株式会社

早くも勝負がついた気がする。数100どころか2桁大きい。

信管が火砲からの発射時に受ける発射衝撃は数千G以上になり、信管に使われる光
学・電子部品が耐発射衝撃を持つことは必須条件である。また、延時機能や不発時対処
のための耐弾着衝撃の重要性も増している。(中略)

本装置は、高圧チャンバに貯めた窒素ガスにより、信管等の供試品を搭載した飛しょう体(質量20kg以下、直径250mm)を長さ18.5mのランチャ内で加速して試験槽内に射出するものである。発射衝撃については、数千Gの迫撃砲1万数千Gのりゅう弾砲の発射を模擬できる。図2に約7千Gの発射衝撃を、飛しょう体に搭載した加速度センサで記録した例を示す。また、鋼板等に衝突する場合の数万G以上の弾着衝撃を模擬し加速度センサで記録することができる。

高衝撃下での信管用光学・電子部品の耐衝撃性評価法について」(防衛装備庁HP)

砲弾が鋼鈑に当たった時の衝撃加速度は数万Gだそうである。あのまとめの軍事マニア達、誰もそんなこと言ってなかったよね。800Gでも「あり得な~い」という流れだった。

【分かったこと】

今回、色々調べたが800Gという数値の根拠として、今回の疑問に即した計算を目にすることは出来なかった。分かったことは、軍事マニアの回答がデタラメということだけである。なお、上記から、清谷氏に800Gと答えた技術者は、数千Gだとか、数万Gという値を引用していないことが分かる。恐らく、交通事故と同じく、何らかの計算処理などを行って合成加速度のようなもので800Gと換算したのではないだろうか(勿論、最初に私が推定したように、桁の聞き違えの可能性もゼロではないが。。。)

もし、清谷氏を責める余地があるとすれば、冒頭のまとめのような下らない揚げ足取りでは無く、「砲弾が装甲板に当たった時の衝撃加速度は数万Gだそうですが、800Gだと2桁少ないですね。どういった計算から求めた値ですか?」と聞かなかったことだろう。軍事オタクは完全に明後日だということ。そのことは彼等がまとめで示した「計算」なるものに砲弾の衝撃加速を数千~数万Gとしたものが無い事からも分かる。

【そもそも、国語力の問題では?】

ここで再度、清谷氏の記事を読んでみる。精々時速数10㎞でしか走行していない戦車が800Gの加速度で彼方にすっ飛んで行く、とは解釈出来ない。そのように曲解しようとする軍事マニア達に無理がある。清谷氏のインタビューを受けた10式の開発技術者は、乗員にかかる負担が大きいことを示すために、砲弾なり、人体なりのいずれかの衝撃加速度が800Gだという説明をした、ただそれだけのことだろう。WATCHLOGGERの文献で見たようにありふれた状況で出てくる値だしな。因縁を付けるような余地など何処にもない。

注目すべきは、何かしら信頼に値する数字を持ち込んできたのは意外にもジョン・スタップ大佐の事例を持ち出したJSF位でしかなく、他は全て恣意的な「手計算」を披露しただけ。しかも「清谷は持続時間の概念が無い」などとうそぶきながら、誰も自分達の設定した「持続時間」が妥当なのかといった根拠を示そうとはしなかったことである。あーあ。

また、最近JSFをデマ師呼ばわりしている(そのこと自体は正しい)AT教団という、IS私戦予備騒動で有名になった軍事クラスタ上がりのマニアが、この件についてはJSF以下の反応(噂話以下と罵倒)しか出来てないのも注目である。幾ら「リベラル左翼」に対抗して?立派に国を憂うそぶりを見せても、これがファッションオタクの限界ということか。まぁ、バトルフィールドがお似合いということである。

【防衛技術研究本部の技術者が一緒になってバカ騒ぎ】

ところで上記まとめに登場するmarman_bandという人物は、防衛技術研究本部の技官を称してるそうで、何か起こる度に家政婦は見たの如く、悪口を添えて見聞記を開陳している。その結果がこの事件であり、艦これJSF理論の信奉者でもある。そして、彼の示した計算結果は数100Gから2桁も逆方向に下がった数Gでしかなかった。数万Gと比べて実に4桁の差。無惨だなぁ。何で戦車全体がそのGで無限時間加速すると思ったんだろうね。

しかも、軍事オタク達は、以前は清谷氏と大して変わらない認識だったのである。そのことは次回記事「清谷800G事件の前「戦車が弾を弾き返すと乗員が死傷する」と思っていた軍事マニア」で紹介しよう。

このような愚かな人材を擁する防衛技術研究本部の屋台骨も、相当にガタが来ているが、彼に関して言えば右派系マニア特有の誇大妄想が精神を蝕んだ。思想信条は用法・容量を守って正しく服用すべきである。ネット回線などさっさと切って、お医者様に頭を検査してもらい清く正しい病識でも持って頂いた方が、日本の健全な防衛力の発展のためにも良いのではないか。今更中年の萌え豚を豆腐の角に800Gでぶつけた所で、何の足しにもならんでしょ。

※16/12/22:細部を修文。

2016年12月 4日 (日)

過去のブログ記事を一覧化して原発クロニクルを作りました

当ブログを立ち上げてから、原発問題の検証を中心に様々な試論を展開してきた。

立場はどうであれ、原発に関心を持つ方に読んでもらえればとの考えで始めたことだが、大分数が増えてきたので、一覧記事を作ることにした。プロフィールにも当記事のリンクを貼っている。

津波想定・地震想定の問題はおおむね時系列順としている。市販の広く流通している解説本や幾つか立てられた事故調の説明をなぞるだけという記事作りに陥らないよう、心掛けた。そのため、殆ど知られることのなかった原発の新たな姿を明らかにすることが出来たと自負している。

【敦賀原発】

【ターンキー契約】
初期BWRターンキー契約の本当の問題点~原電敦賀1号契約を中心に~(1)2016.11.6

初期BWRターンキー契約の本当の問題点~原電敦賀1号契約を中心に~(2)2016.11.11

【福島第一原発】

【津波想定】

東電事故調への疑問 2013.08.06

東電事故調への疑問(第2回) 2013.08.06

東電事故調への疑問(第3回) 2013.08.06

東電事故調への疑問(第4回) 2013.08.06

東電事故調が伝えない事実-津波に対する考え方を整理出来なかった小林健三郎- 2014.05.06

津波記録が容易に入手出来ても敷地高に反映する気の無かった東電原子力開発本部副本部長小林健三郎 2014.06.23

福島第一の敷地高を決めた東電小林健三郎とはどのような人物だったのか 2018.02.01

【事故検証は】東電資料より10年も早かった1983年の福島沖津波シミュレーション(前編)【やり直せ】 2015.03.03

【文献は】東電資料より10年も早かった1983年の福島沖津波シミュレーション(後編)【公開せよ】 2015.03.03

【貞観再現】先行研究を取り入れ明治三陸津波を南に移設した宮城県の津波想定調査(1986~88年)【東電動かず】 2015.7.30

中央防災会議の想定は社会にどのような影響を与えるのか-津波対策を強化していった火力発電所の例- 2015.4.11

福島原発沖日本海溝での地震津波を前提​にGPS波浪計を設置していた国土交通省 2015.02.22

日本学術会議で関村直人等が行った津波検証の問題点-特に福島県2007年津波想定について- 2017.11.20

日本原子力技術協会が2007年に提起した想定外津波対策-社外からの予見可能性は具体的でなくても良い- 2015.3.14

アメリカにあったMw9.3の津波シミュレーション-「Mw9.0を想定出来なかった」という言葉の背景- 2015.8.26

【地震想定】

福島原発1号機建設期に指摘された地震想定の問題点-原研大弾圧を横目に- 2014.10.06

あり得た第三の選択肢-500Galの仕様も検討したのに実際は値切られた福島第一原発1号機 2014.05.04

【設計指針】
小林健三郎が選んだ「原子力適地」-中部電力浜岡原発などは除外- 2014.05.07

福島第一原発の審査で外された「仮想事故」-予見可能性からの検討- 2014.04.29

長時間の電源喪失を無視した思想的背景-福島第一を審査した内田秀雄の場合- 2014.04.29

寿命25年、安全率1倍が前提だった「変電所等における電気設備の耐震設計指針」(JEAG5003) 2017.2.12

【非常用電源】
非常用発電機が水没した新潟地震を無視する日本の原子力産業 2014.08.30

福島第一と台湾金山原子力は事故前から姉妹交流-奈良林直氏の海外視察レポートでは経緯に触れず、津波対策だけ宣伝 2014.09.05

【外部電源】
地震で壊れた福島原発の外部電源-各事故調は国内原発の事前予防策を取上げず 2014.11.15

電力各社の原発外部電源-関電美浜・原電東海第二は開閉機器更新の実施未定- 2014.12.28

開閉機器メーカーの活動実態-各事故調が食い込まなかった津波対応、更新提案、カルテル- 2014.12.28

【炉心流量】

元東電木村俊雄氏が提起した炉心流量問題を考える 2019.8.18

【配電盤】

【東電には】電源盤を2階に配置して建設された日本原電敦賀1号機【都合の悪い話】 2017.3.20

【回避可能性】

【和製ブラウンズフェリー事故】北電火発が経験した浸水火災【再稼働に一石】 2019.1.19

【原発プロパガンダと情報公開】
テロ対策を言い訳に反対派を追い出して爆発した福島第一原発 2016.5.8

【今こそ皆で】東京電力が隠蔽した津波安全神話のパンフレット【宣伝しまくろう】 2017.12.11

チェック機能を放棄していた福島県の外郭団体が発行元である、「原子力かべ新聞」の問題点 2014.01.02

「”自分の言葉”で語ろうよ」の掛け声からは程遠かった電力マン向け「原子力一口解答集」による受答えのマニュアル化 2014.01.04

【美味しんぼ】井戸川氏を喜々として反原発の見本扱いする反反原発達の間抜けさ【鼻血】 2014.05.12

震災当日、原発について暴言を吐いていたのはJSFだけだったのか-f_zebra氏編-2013.8.14

吉田調書をスクープした朝日新聞を叩いてるオタク共は『海上護衛戦』に墨でも引いて読んでろ 2014.06.02

吉田調書をスクープした朝日新聞を叩く門田隆将氏の問題点 2014.06.09

門田隆将氏が描く東電撤退問題での歴史修正主義的態度 2014.06.23

津波対策を切り捨てた吉田所長が菅直人に「発言する権利があるんですか」-産経報道で判明、佐藤賢了を髣髴- 2014.08.19

 

【4号機水素爆発】
東京電力は非常用ガス処理をどのように考えてから福島第一原発を建設したか 2014.05.01

福島第一3・4号機水素爆発にまつわるこぼれ話①②③ 2014.05.04

福島第一3・4号機水素爆発にまつわるこぼれ話④⑤⑥-舶来技術はどれほど信用できるのか- 2014.05.04

水素が逆流して爆発した4号機の対策に無関心な東電事故調と推進派専門家達 2014.04.28

貰い事故で原子炉を1基失ったのに「安全性を損なうものではない」と匿名で意見する電力会社の「信用」 2014.05.06

 

【7・8号機増設】
福島第一原発7・8号増設に関し数百件リツイートされている「反対派のせいで建替え出来なかった」というデマ 2013.11.20

「反対派のせいで建替え出来なかった」「対策出来なかった」というデマ 第2回 2013.12.04

【付録】「事故は反対派のせい」を信じて「正義」の側に立とうとした反・反原発な人達 2013.12.24

 

【下請問題】
【竜田一人に】下請多重構造の解消策は東電社員が直接作業すること【惑わされるな】2016.3.3

 

【社会的影響】
311の寓話としては『シン・ゴジラ』より『君の名は。』が上 2016.9.19

【平日の3.11を】『君の名は。』ティーチイン(仙台)に行ってきた【祭日に投影】 2017.3.6

 

【東海第二原発】
茨城県の「要請」は明記せず日本原電の対応を「自主」「独自」と喧伝する危うさ(追記あり) 2014.3.31

東海第二発電所の津波対応をめぐる日本原子力発電との質疑 2014.4.23

日本原電が一般向けには説明しない東海第二電源喪失対策先送りの過去 2017.2.15

東海第二の非常用電源配置はBWR-5の中でも最悪だった 2017.2.22

東海第二の配管ルート、冷却装置配置、ケーブルルートはBWR-5の中で最悪だった 2020.1.30

その後のブラウンズフェリー原発1号機~再稼働への道程~ 2018.5

【同時着工】東海第二と福島6号、難燃ケーブル採用で格差【IEEE Std 383】 2018.5

【規制庁も原電も】東海第二のケーブルは大量の傷がついていた【把握せず】 2017.7.30

【笹子トンネルと同じ】東海第二原発で大量に使われたケミカルアンカーの問題点【後年は使用禁止】 2020.1.7

不十分な東海第二原発の天井耐震化-単独立地ではより重要となる- 2020.2.12

【女川原発】
-東北電力の企業文化は特別か-日本海中部地震津波では能代火力造成地で多数の犠牲者 2014.08.11

女川原発安全神話を守るため嘘をつく東北電力、再稼働の資格はあるのか 2018.4.29

【大飯発電所】
古書店で入手した三菱の週報を読み解く-原発事故対策を中心に- 2014.12.09

 

【OFケーブル】
東電新座地中送電線火災と老朽OFケーブルQ&A集 2016.10.19

【柏崎刈羽に】原発とOFケーブル火災リスク【大量敷設の実績】(追記あり) 2016.10.23

【30年前から】東電老朽OFケーブル火災で勝手な広報を行ったへぼ担当氏【ほったらかし?】 2016.11.28

 

【関係者のモラル】

「社員だけが非公開の内部情報にアクセス」と自慢するあさくらトンコツ氏の見栄 2017.02.10

【おしどりマコ氏に加え】東電下請あさくら氏が晒したマンスプレイニング【あの妹まで】  2018.11.10

【世間に謝罪せず】「機微情報」を垂れ流した東電柏崎刈羽原発職員へぼ担当氏【問題発言連発】 2018.6.2

東電柏崎刈羽原発技術職員へぼ担当が立場を明らかにせず呟いてきたこと 2018.6.12

へぼ担当の正体が判明したため、東京電力柏崎刈羽原子力発電所に抗議した 2019.4.3

木村俊雄氏の文春記事に書かれた「炉心専門家」を嘲笑する人達 2019.8.17

【デマ拡散】
「日本の原発は高度経済成長を支えた」という誇大宣伝が1000件以上RTされる

「日本で原発が動き出したのはオイルショック後」と放言するPolaris_sky氏

福島第一排気筒問題で一部作業員、偽科学関係者が振りまいた安全神話 2016.2.24

【竜田一人】東電が決めたフクイチという愛称を穢れと罵る推進派【井上リサ】 2018.9.26

【マスメディア論】
報道ヘリは爆音の主役だったのか~阪神大震災の自衛隊員証言(ソース:ryoko174さん)への疑問(追記あり) 2015.01.22

烏賀陽炎上事件を再検証する~原発被災地住民がよそ者を取り囲んだ事例~ 2016.4.30

烏賀陽炎上事件を再検証する2~謝礼を要求する守銭奴を炙り出した事例~ 2016.5.5

 

 

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