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2013年12月の2件の記事

2013年12月24日 (火)

【付録】「事故は反対派のせい」を信じて「正義」の側に立とうとした反・反原発な人達

「反対派のせいで建替え出来なかった」というデマ

「反対派のせいで建替え出来なかった」「対策出来なかった」というデマ 第2回

上記2回の記事で「反対派のせいで建替え出来なかった」をはじめ、「事故は反対派のせい」というタイプの論は破綻していることを示した。

軍事や歴史を趣味にしていると時々「正義など無い」といった高みから見下ろすような諦観に出くわすことがある。勿論一面ではその通り。しかし、争いごとの当事者となるとどうしても正義を欲するのが人間でもある。以下に示すのはその実例。仇敵に倫理的責任を被せることで正義の確保を図った者達である。攻撃性が目に付くが、見方を変えるとある意味いじましく哀れさすら漂う。

パターンとして若干変化形もあるがそれらも解説を付す形で引用した。20例以上あるので長いですよ(当落選上と判定した例などは次回紹介)。

togetterなどでも積極的にコメントしている者が含まれる。ネット右翼からは若干フォーカスをずらし、軍事マニアや保守層的な傾向の持ち主に重きを置いて調べた。彼等はネット右翼層に比べればオタク知識などを逃避先に選べる分、一見書き込みも知的に思わせる面があるが、結果は御覧の通り無残なものだ。以前、原発事故発生時に「メルトダウンなどあり得ない」と騒いだ者も何人か含まれている。しかも、今回の場合は事故発生時と違って判断するだけの時間もヒントもあったのだ。

原発推進派の誰もがこうではなく、例外もいるところにはいるのだろうが、それはそれ。読者の皆さんも是非参考にした上で、このアホで間抜けな面々の転倒した倫理観を笑ってあげてほしい。何、遠慮することではない。彼等が事故以来散々やってきたことの裏返しに過ぎないのだから。

【赤峰 翔@三重@showark、愉快溶解ふれーりあ@_dmp、伊藤寛 @haijimaoyaji、フォージャー・B・フランカー @FBFlanker】

@showark設計が新しいほうが安全性は高い。効率も上がってる場合が多い。そもそも、反対運動がゆがんでるから起きた事故でもあるんだが>福島第一>RT 2013年11月16日 - 2:36

@_dmp 11月16日@showark 「新設するな、動かすな」←一応わかる 「新設するな、古いのは事故らせるな、電気代は上げるな」←ファッ!?

※自己紹介によれば@showark氏は東亜・ニュー速上がりで民主・社民嫌いとのこと。絵に描いたようなネット右翼系オタクである。

@showark@azukiglg @haijimaoyaji 何でも反対・何でも阻止が原子力発電の安全性を損ねる一因になったのは否めないかと。2012年12月28日 - 22:22
@haijimaoyaji@showark @azukiglg 安全基準を厳しくしたり避難計画を作成したりすると、ほら危ないじゃないかと思われてしまう、というやつね。(#^.^#)

@FBFlankerまあ、用地買収がすんなりと進むぐらいなら老朽原発を無理して動かさんわな…
@showark@FBFlanker あれだけ反対運動が騒がしいのに用地取得だけでどれだけかかるかと。それが事故の引き金になってるという意味では完全にしっぺ返しなわけですが。まあもちろん、安全性を向上する努力が足りなかったという指摘はあるにせよ。2012年3月3日 - 6:15

※@FBFlankerは「もっとエジプト人を殺せ」と喚いていた軍事マニアにすり寄って恥を晒した前科あり。

【まようさ@mayousa_desuga】

@mayousa_desuga
原発建設反対運動が、古い原発を延長して使い続ける原因だったってのに、古い原発は安全対策の基準がいろいろアレってのが判明した今でも同じ絵を描こうとしてるとかアホすぐる 2012年4月13日 - 23:25

ABWRの7・8号機は新設中止で、旧式で津波もかぶってる5・6号機は使用続行検討中って言うんだから反対派大勝利(棒 QT @Keloring あんな半世紀前のポンコツBWRと今のAPWR、ABWRは違う、追加で安全対策すれば大丈夫なんだって認識されてるんじゃない #futenma 2011年4月6日 - 21:17

※メルトダウンなどしていないと騒いで悪名を轟かせた軍事クラスタの一人。情弱で虎の威を借りるのですぐ引っかかる。リツイートしている38人もいかにもな面々。中でもへぼ担当というアカウントは電力会社の原発技術職にありながら、震災発生前、「地震による津波影響など評価して問題ないことは確認済み」と放言し会社の宣伝資料に促されるまま数年にわたって一方的な宣伝を続けてたクズ社畜である。なお後段のやり取りも何故か普天間タグに投げ込まれているのも彼等の心理を推し量るのに有用な材料である。それとけろりん @Keloringクン、「あんな半世紀前のBWR」に適当な対策工事でお茶濁したのは東電だよ。勘違いしないようにね。

※なお、2013年晩秋以降、5,6号機も廃炉の方針となったことが報じられている。

【松浦晋也@ShinyaMatsuura】

@ShinyaMatsuura
安全性確保のためには、さっさと第一世代原発を廃炉にして新型に更新すべきなのだが。反対運動があるから既存設備を使い続けるというのは、安全性確保の面では、政策的敗北だろう。2012年1月17日 - 4:16

※松浦氏がこういうホラに引っかかったのはとても残念だ。氏のブランド力か113件もRTされているのはもっと残念。

【ryoko174 @ryoko174 】

@ryoko174
原発事故を防ぎたいと言いながら原発の安全対策は無駄と言ったり、廃炉希望と言いながら廃炉作業にケチをつけたり、オスプレイは危険だから反対と言いながらオスプレイを凧揚げで撃墜しようとするような人々は、言葉とは裏腹に別の目的があることを自ら明かしてしまっていますよ。2013年11月18日 - 16:56

@ryoko174
【続】例えば浜岡原発の22m防潮堤を「もっと高い津波が来たら無意味」と批判する反原発派がいました。 ならば何mの防潮堤なら納得するの?そもそも防潮堤に反対することは原発の安全性向上に寄与するの?防潮堤無しで津波に襲われる方が事故リスクは高いのでは。2013年9月6日 - 6:05

@syakaiha8 9月6日@ryoko174 そもそも南海トラフで起きた実績もないM9.0を想定した対策も過剰に思えます。南海トラフの実績は最高で宝永地震のM8.8。M9.0が起きる確率なんかほぼゼロに等しい。

※流石セミプロ宣伝師だけあり、RTも200件を超えて食いつきが良い。なお、浜岡原発の防潮堤を無駄なものとして批判していたのは池田信夫である。ryoko174さん、アゴラに弓引くんだ。勿論中部電力は防潮堤反対意見など相手にもしなかった。再稼動の是非は防潮堤だけで決める事では無いだろうが、上記は賛否両派が留意するべきである。

※東日本大震災は「近代以降人類が記録に残している範囲内」では実績は無かったとも言われている。早速値切りを始めて安全対策を妨害する推進派の姿が凛々しい。

@ryoko174
原発事故を防ぐための安全対策。 国富流出の最小化。 核廃棄物処理問題の解決など。これらの促進は反原発・原発容認の立場を超えて利害共有できるはずなのですが、なぜか強硬に反対する反原発派が少なくない点が不思議ですよね。2013年9月5日 - 2:15

@ryoko174
原発の安全対策を否定する #英雄橋 氏は、反原発運動しつつ原発事故の再発を願うナンセンスさを自覚しては。2012年12月14日 - 6:41

@ryoko174
「ゼロリスクでなければ反対 →ゼロリスクは不可能だが仕方なく絶対安全と説明する →絶対安全が一人歩きして安全対策の想定に漏れが発生」 という日本の伝統芸能は海外には通じないと思いますよ。2012年7月28日 - 16:01

※彼女はこの種の屁理屈を多用して人気を集めているのが良く分かる。最後のものは「伝統芸」の説明としては不適当であり、電力会社すら青ざめるのではないだろうか。

【加藤AZUKI=楠原笑美@ゴゴゴゴゴゴゴ @azukiglg】

@azukiglgそして、老朽化した施設を解体して新しい炉に置き換えることを困難にさせたのは、反対運動ですよね。故により安全な設備への置き換えが先延ばしになってしまったわけで、加害者は「反対運動」だと言えますね2013年1月3日 - 21:27

@azukiglg「自分達は安全神話に騙されていた被害者」と口を拭う反対運動こそが、設備をより安全にするための障害になっていた、と断じてよいと思います。2013年1月3日 - 21:28

@azukiglgまた、「反対運動が活発になればなるほど、原発関連技術への恐怖心が増す」というのは貴方ご自身が理解されているでしょうけれども、そうなると「原発を安全にする技術の施工」や「核廃棄物処理施設の建設」などにも待ったが掛けられてしまいます2013年2月2日 - 0:52

※見事なまでのストライク。なお、彼は以前福島原発の建設費をインフレーション無視で現在に適用するツイートをしたことがある。

【井上リサ @JPN_LISA】

@JPN_LISAより安全性を確保する為のオスプレイの「飛行訓練」まで大袈裟に煽るマスコミと煽られて騒ぐ反対派。原子力発電所が避難訓練をしようとしたら「やっぱり危ないんじゃないか!」と騒ぐ原発反対運動となんだか似てるな。どっちが危ないんだか。2012年10月4日 - 18:27

※東北電の平井副社長を神格化して女川原発詣でをコーディネートしているPA師。わざわざオスプレイと結びつけるのがワンパターンである。記録者としての偏り具合は宣教師のビスカイノ程度に過ぎないが、彼女にはそういう猜疑心が無いのが限界かな(笑)。ブログを含めて。避難訓練の話といえば、2000年代、浜岡町長が県の防災訓練に文句をつけて不参加だった一件を朝日かどこかの地方版が報じていたのを思い出すが、彼女はそういうことを言いたい訳ではあるまい。

【E-WA / いーわ(臼井 飜)@ewa4618】

@ewa4618もんじゅにも六ヶ所村にも安全化改修にも反対しといて今更何を言う。RT @kikko_no_blog: …推進派は…反対派の「増え続ける使用済み核燃料はどうする?」「大地震や津波で電源が喪失したらどうする?」「大事故が起きたらどうする?」という指摘を無視してきたお前らが言うな!2012年12月7日 - 14:29

@ewa4618
鳩山が原発反対デモに参加? 福島第一原発のメンテナンス停止をなかったことにして安全対策改修を仕分けた張本人が? なんで皆袋だたきにしないの?www2012年7月20日 - 2:22

※はいストライク。メルトダウン騒動では評価してたので残念。福島第一のメンテナンス停止云々は意味不明。ちなみに事故数ヶ月前の『原子力eye』で東電は真反対の1号機宣伝記事を売り出していた。幾ら東電が糞つったってこの人の言う通りだったら軽過ぎるよ。根は深い。

【玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961】

@tamai1961
老朽化した発電所を新鋭機に代える。安全性は明らかに上がる。しかし感情的な反対が予想されると、そうした決断はできない。かといって発電量に不安があるので、老朽機の即時廃止もできない。「自然エネルギー」で代替せよとの原理主義が横行する限り、ずるずると老朽機を稼働させ続けるほかない。2011年8月13日 - 11:08

※RT189件、流石大学教授だけあって影響力もそれなりである。しかし戦艦玉井もあえなく爆沈。

【守口大根 @m_daikon 】

@m_daikon知り合いの原発反対する人に「なんで反対するの?」って聞いたら「危ないからに決まってるじゃない」だって。じゃあ「安全対策したらOK?」って聞いたら「それでも危ないことにかわりはない」だって。「何が危ないの?」って聞いたら「そりゃ危ないに決まってるでしょ!」だって・・・。2012年6月30日 - 22:40

※今回調査した中ではRT720件と大きな影響を与えている。名前を仮名にして上手く物語化したところにフィットしたからであろうか。ま、事故には何の関係も無い話。

【ひまわり @powerpc970】

@powerpc970燃料プールは本来、燃料交換の際の一時保管用。中間貯蔵施設で保管すべきなのに、それにも反対したのが反原発。結果、原子炉立地住民にリスクを押し付けた。普天間県内移設に反対し、結局普天間の固定化に役立った「反対派」の活動と全く同じ構図。2012年1月16日 - 20:07

※燃料プールが原子炉建屋に付属して建てられることはBWRでは普通のこと。福島第一原発の燃料プールはその後建設された原発に比較し容量が過少のため共用施設が建設された(『原子力eye』どころか『国会画報』にも載っている。当然設置変更許可申請対象)。リラッキングも考えられたが、推進派が津波擁護で好んで使う「国の審査」もパスした上でのこと。あの共用施設に関する情報がネットに少なかったから、自分の想像で補ったと考えられる。本質的には再処理工場の技術的不備による稼動遅延が原因であり、サイクル維持という政策マターが背景にある。中間貯蔵施設の計画は再処理工場より遅い2000年代である。なお、この人物は普天間ヘリ問題の件で軍事ブロガーJSFとも諍いを起こし「放射脳」と指摘されている。

【ええな@核ネコ機関 ?@WATERMAN1996 】

@WATERMAN1996@powerpc970 @yamashita99 @ricapon 反対派に大局観が無いのは今に始まった事じゃないけどね。彼らからすれば安全性を高めること自体が既成事実を認めることであり許し難い事なのだから。2012年1月17日 - 1:42

@WATERMAN1996@robo7c7c 私も分かりません。絶対反対を唱える人とは妥協点を見出す事も出来ませんから。絶対反対派に弱みを見せられないという思いが、安全神話のもとになっていたのではないですかね。事故の可能性は否定できませんと言おうものならつけ込まれると

※反対派の顔色を見ないと対策が不可能、という事実が証明出来ないと上記の主張は何の意味も成さない(その種の述懐があっても改良工事をしていたらの全てが破綻する)。禄に調べ物もせず思いつき放言する悪癖やめたら?この件に限らずこのお方は万事がそういう傾向にあるね。そのTLはナナシロボ氏とのものだが、地元の古参自民党員であるロボ氏からすら呆れられている。

【あんぱん @anpan_2634 】

@anpan_2634安全神話なんて、反対運動が激化するから、必要な改良工事や取り換え・更新が出来なかっただけの話。2013年8月7日 - 4:26

※RTは17件だが、@umi_tweetという感情過多のJNSC会員がRTしているのは注目だろう。

【各務原 夕(原動機付き猫車) ?@nekoguruma 】

@nekogurumaていうか、安全性向上化改修に対する反対運動って、本当に成立し得るのかな、とも思う。「反対派の横槍で改修できなかったから~」ってよく聞きはするんだけど、今ひとつ確信が持てるソース見つからないってのもあるんだけど2011年10月29日 - 3:06

@nekogurumaうーん、色々聞いてみると、反対派による安全対策潰しってのはありえるのか 2011年10月29日 - 3:06

※震災の晩に上司の車に便乗して早期帰宅。メルトダウンの件で強烈な罵倒をばら撒いて平然としている鬼畜女。今回も疑問を持ったのに、結局流されて自己検証も出来なかったので×。色々聞いているって全部ツイート、噂話のことで1分も判断に要してないんでしょう?「ネットde真実」の典型ですな。

【arabiannightbreed @a_nightbreed 】

@ardbeg32 対策がとりたいんじゃないんですよね。安心を得たい。安心というのがふさわしくなければ、心を安定させたい。「原発は危険」「東電は悪」というフィルターをかけてしまえば、入ってくる情報は反原発派の行動を補強するもののみになる。心が安定する2012年9月1日 - 9:18

※軍事クラスタの罵声をまとめる腰巾着。しかし、上記の批判は事故に何の関連もなく、対策放置の言い分にしか過ぎなかった。

【不破雷蔵(懐中時計) ?@Fuwarin 】

@nekoguruma ねねね。一つ質問してもいいかな。何で「反原発」なんだろう。「反原発事故」「反原発災害」じゃなくて。後者だったら、自己対策、リスク軽減、さまざまな対応、医療体制の充実、WBCをはじめとした放射線周りへの研究投資とかになるから、賛成する人一杯出てくるのに。2012年3月21日 - 2:37

※アイデア出しても採用されなければ無意味。永嶋氏のように「おれの顔を潰すのか」と面罵された例もあるしその被害者自身が出版で一悶着起こしているようでは。他にも、事故調にせよ添田孝史氏にせよ各種検証本にせよ幾つも上がってる。このようなツイート自体がネットde真実、叩いた者勝ちというパターンを如実に示すものである。

【菊池雅志 ?@MasashiKikuchi 】

@MasashiKikuchi
日本には、地震、津波などの自然災害のリスク以上に、「選挙ウケばかり狙う政治家リスク」「視聴率や部数しか考えないマスコミリスク」「何でも文句つけて反対すりゃいいと思ってる大衆リスク」があるので、原発を安全に運用するのは難しいかも知れない・・・。貧困国に転落するのも選択かな…。2012年5月5日 - 21:36

※文句つけると安全に運用できない。←はいストライク。RTは197件。

【xtreme@kekeke7】

@kekeke7
@iwakamiyasumi @saitoyasunori そんなポーズも単なる反対のための反対でしかないことはサルでも理解できよう。何せ鳩山はCO2の25%削減を実現するため、自民党の組んだ原発安全対策費をも大幅にし分けした上で原発の大増設を推進していた張本人なのだからw 2012年4月13日 - 9:08

原発を大増設しようとすると安全基準が下がるらしい。原子力村すら馬鹿にした意味不明な珍論である。2006年の耐震基準改定もバックチェックも知らないのだろうな。後麻生政権以前の自民党は原発の津波対策工事に予算を付けたという事実は無いよ。その金は電力各社が賄っている。ワルちゃんというより足り(ry

【TOHRU@原発推進※デマ撲滅!@tohrub1104】

@tohrub1104原発新設・置換を必死に阻止しようとするのは原発が安全であっては困る人達だ。堅牢で廃棄物の少ない新規原発に反対する理由は無い。 #原発推進 ⇒計画段階の原発9基 安倍政権で容認の可能性も(産経新聞) - Y!ニュース

【木下 (黄色でない) @onece_a_fool】

@onece_a_fool旧式の原発を廃炉にして新しいより安全性の高い原発を作ることに反対する。 #反原発がアホだと思うとき 2012年1月18日 - 4:21

清水正孝に言え #推進派がアホだと思うとき

【かみーゆ@艦これ @kamille_a、たけっち(3度目の復活) @take_judge】

@kamille_a原子力とか政治とか、賛成派、多数派の中でも問題点はあって、地道な話し合いで身内同士で改善必要だけど、それよりか反対派が桁違いに有害でノイジーなので、潰すので手一杯になっちゃう。無能なやつらは有能な人たちがクリエイティブに使えた筈のリソースを奪ってる 2013年3月25日 - 5:19

@kamille_a反対派が能力がないので、建設的批判によって体制側が成長できない、という負のプロセスは何にでもあって、原子力は完璧にダメだった。技術力ゼロの狂気の反原発相手に、無茶苦茶な安全神話で押し通さざるを得なくて、地道な安全性向上の機会が無かった。2013年5月9日 - 2:55
@take_judge@kamille_a それはいえますね。

※今、彼の自己紹介にあるかは知らないが、以前のそれによると日立を実質1年で辞めたそうな。社会への復讐心でこうなったとしか思えない残念な人で、資格は精神障碍者3級。ウヨニートが政治に首突っ込んで無能と言ってるのは胸が熱い。@take_judgeも即答で「それは言えますね」だってさ。ついでに、この手のツイートを熱心に収集していた憑かれた大学隠棲lm700jやPC職人X PCengineerX辺りも彼と同じ考えであると思われる。

【ともにゃん@二日目ヒ-08b@TOMO_NYAN】

@TOMO_NYAN
テレビで見る原発反対派は原発止めろの一点張りなのは不思議っちゃ不思議。具体的な安全対策の見直しを!とか、代替エネルギーの研究開発に予算を!とか全然見たこと無いのは気のせいかな。そういうの無しで原発止めたとして、核燃料もエネルギー問題も消滅しませんで。

ともにゃん@二日目ヒ-08b@TOMO_NYAN
原爆犠牲者の為の追悼式典をさ、反核のプロパガンダに使うのって良くないと思う。反原発のデモもあったらしいけどさ、ここで兵器と発電技術を同列に扱うのに納得できない。ナパーム弾にも使われたガソリンを使う自動車は全廃!って言ってるようなもん。原子力の関係者にも、原爆の犠牲者にも失礼だ。posted at 19:19:38

※コミケ(C85)で高速増殖炉本を配布。1件目はどこに目をつけて歩いているのだろうという話。2件目も歴史を知らないとしか思えない(核オプションを見据えて練習台替わりに原発に手を出した鹿島守之助など、その種の例は事欠かない)。

ナパーム弾の例は典型的詭弁である。この例の問題点は、原発事故の被害は1件当たりでは自動車と比較にならないという相違の無視だが、順当な返しをするならば「ドライバーとしての適格性を欠いている者に自動車を与えてはいけない」「免許試験場もザル」ではなかろうか。このような価値観の持ち主が無邪気に執筆した技術解説本は、ある種の怖いもの見たさのようなものがある(真っ当に収集するなら、C85よりciniiだよ)。

※14/2/14松浦氏関連で下記追加。
【大貫剛(野生) ‏@ohnuki_tsuyoshi】

@ohnuki_tsuyoshi
ある知人に聞いたが、やはり東電は以前から、福島第一原発7・8号機稼動後に1~4号機を廃炉することを考えていたそうだ。もしそうなっていたら、福島第一原発事故はなかった。申し訳ないが、ソースは明かせない。22:43 - 2012年8月6日

@ohnuki_tsuyoshi
こういう議論がいまだにオープンにできないこと自体、原子力を考える上で健全な環境ではない。もし東電が事故前にこれを言っていたら「じゃあ1~4号機は危険なんだな、今すぐ止めろ」「そもそも原発は危険なんだ、7・8号機も反対」となっていただろう。22:45 - 2012年8月6日

「名前も明かせない知人」より「麻生政権時代の東電回答」の方が公式性では上である。前にも書いたがそりゃ東電関係者が脳内でバーターを考えたり、会議でネタにすることは十分あるだろう。問題はそれが正式なものになるかどうか。切り捨てられた理由に当時の経済性評価が絡んでいないか、である。こういう人に特徴的だが、事故前表には出なかった社内で津波想定を切り捨てた件は弁護するが、名前も明かせない裏事情は平然と投入する。矛盾だろ。こんな「ソースは俺!」「ソースは2ch!」みたいなのと同類の論を進めておいて反対派をデマゴーグ呼ばわりしているのが反・反対派の悪弊である。

米国軽水炉の延長運転自体は珍しくも無く、既に取り上げたように東電も20年以上をかけてその準備をしてきた。「民主党が延長したから論」も推進派が飛びついたデマの一つである。大貫氏の問題点はそれに留まらない。資料が残っていることから分かる通り推進派が言うようなタイプの「オープンな議論」とやらは普通に重ねられていた。大貫氏が知らないだけである。このような人物が東京都の土木事業や宇宙開発の仕事をしていることに戦慄する。

2013年12月 4日 (水)

「反対派のせいで建替え出来なかった」「対策出来なかった」というデマ 第2回

「反対派のせいで建替え出来なかった」というデマ

本記事は上記の続きである。そう。あれだけ長かった前回記事に、まだ続きがある。すみません。それでも御笑覧いただければ。特に【5】【7】が重要。例によって後で多少文章の修正は入れると思う。

【5】浜通りは数ある原発サイトの中でも取分け電力が強い影響力を行使出来た

浜通りは原発立地点として見ても他地域に無い特異性があり、極めて政府に従順である意味「優秀」なことで知られていた。この現象は佐藤栄佐久が知事になり、国策に疑問を突き付けた1990年代後半以降も県との対立と言う形で継続した。事故後に隆盛した批評家達のフィルターを通したくなければ、当時の『福島民報』、『福島民友』といった新聞や、県内経済誌である『政経東北』、『財界ふくしま』などを猟歩すれば良いと考える。

そのような中、今回取り上げたいのは業界専門誌の一つ『アトム』が休刊直前の1981年8月号に掲載した「原子力発電立地の効果と問題点-福島県の場合-」である。浜通りには東電の原子炉10基の他、勿来、広野、原ノ町、相馬、新地と言った多数の火力発電プラントも計画・建設されてきた。このため、東電は建設スケジュールを調整して雇用の平準化を計り、1980年代半ばまで20年に渡って一定の雇用水準が維持されるように配慮したという。

このことで、通常建設が終了したら他地域に移動する特殊技能を持った建設労働者達の多くは、精々浜通り内での移動に留まることになった。運転開始後の定期検査要員は常時雇用というより臨時工であるが、配管や復水器など、技術的に共通する要素のある火力・原子力プラントが多数立地したことは、建設期ほどでなくても、一定量の雇用が残ることを意味し、定期検査時期を相互にずらすことで常に雇用を生み出すがことが可能であったことを意味している(ハッピー氏が著書で指摘するように後年このメリットは薄れたが)。このような特徴は少数の原子炉が孤立して立地している多くのサイトには当て嵌まらないものであり、同記事でも最後に注記している程だ。加えて浜通りにはこれといった産業が育たなかったので、人口希少の田舎で電力の存在感は文字通り「圧倒的」であった。若狭沿岸と浜通りは「原発銀座」の異名を取るが浜通りはこれに加えて「火力銀座」でもあり、往時、電力は恐らく若狭をも上回る存在感であっただろう。

そのような地域において、過酷事故も無い内から反対運動が育つという前提を当て嵌めるのは間違っているだろう。昔産経新聞が好んで取り上げたこととして、学校における自衛官の子息イジメがあった。あれは、地域における自衛隊の存在感が定量的に希薄なら教師も強い立場に立てたと思われる。例えば都内の基地の場合などである。しかし、生徒の大半が電力と係わりのある親の子である教室で、例え日教組先生でも原発批判を種にそんな類の行為が続けられるのだろうか、という疑問がある。私は人よりは調べた方だと思うが浜通りで自衛官イジメに類する教組の地元校支配の話を読んだことが無い。そんな教師がいたら産経と同じく、真っ先に晒し者にして袋叩きにしそうなものだが、推進派の息がかかったメディアにも出てこない。逆に『ふるさと再発見』(1975年)には地域の老人までが原発勉強会を組織するほどの啓蒙振りに触れている。町の広報誌は毎年定期的に技術者を募集している記載が載ってるし、まぁ典型的な美味しい就職先だったのが実態だろう。

※反対派としては自分達が少数派であると声高に主張することは都合が悪い。『原発の現場』にて岩本忠夫が多少ふれたように、場合によっては強そうに見せかける必要もあっただろう。だが、推進派がそれを真に受けるのは只のバカである。岩本忠夫は、反対派時代に『月刊社会党』で、自分達が劣勢であることを正直に吐露している。岩本程露骨ではないが、浜通りの反対運動関連書籍に登場する、TCIAといった地域の監視網を揶揄する言葉は、反対派が地元で数的劣勢であることを言い換えたものとして理解した方が良い。

余談だが岩本はこの後反対運動から離脱し1986年、双葉町長として当選を果たした。町長となった岩本は推進派に転じて7・8号機の増設誘致を主導した。当選後の開口一番、「増設の話があれば町議会でじっくり検討、町民の合意を得る努力の後にそれを認める方向を打ち出してもいいと考えているところです」と業界誌『エネルギーフォーラム』1986年9月号において饒舌に答えているのが実に印象的である。同誌編集部の気分まで読み取れる点で良記事と言える。

【コラム】浜通りの風土は原発運営に影響したか
若干の違和感もあるが、『政経東北』において二上英朗氏が採り上げていた風土の影響-お上へ平伏し会津のような反骨心が無い-も無視は出来ないかも知れない。二上は『政経東北』1987年4月号にて「相双地方はいわきのつけ足しか!?」という挑発的な記事を書き、1987年11月号「”政治オンチ”が生んだ『火葬場』建設騒動」では「政治的なセンスを持たない」と書いた。1989年1月号では「双相地方は南東北のエアポケットか」という記事を寄稿し、原発の夢に依存した浪江小高地区を批判的に扱っている。

第二における再循環ポンプ事故、第一7・8号機増設問題、プルサーマルと話題に事欠かなくなった1990年代以降は風土に言及した記事の頻度は目立たなくなったが、地域に根を張るメディアの指摘として無視は出来ないと考える。

【6】そもそもこの手の作り話、震災前からあったもの

7・8号機の件は敢えて東電周辺のソースから検証した。それが最も推進派、いや誰に対しても説得力があるからだ。「安全対策が反対派のせいで出来なかった」論は実際に工事出来た例があると、即座に崩壊してしまう。工事の内容が安普請かどうかは別問題である。このことから分かるように、「反対派のせい」という言説が例え原発事故前に言及されていても、それは何の説得力も持ちえない。彼等がこの種の話を持ち出すのは「やりたくない理由づけ」として都合良く利用するためである。この辺りの事情は「【書評】松野 元『原子力防災―原子力リスクすべてと正しく向き合うために』」でも示したのでそちらも参照して欲しい。

【7】朝日新聞と反対派が事前警告していたベントのフィルター化

別の例として、下記の朝日新聞記事は推進派デマの悪質性を如実に示していると思う。

スウェーデンではスリーマイル島事故の翌年の八〇年、過酷事故対策の検討を始め、八九年までに、「フィルトラ」と呼ばれる設備が沸騰水型炉(BWR)九基、加圧水型炉(PWR)三基のすべてに設置された。放射性物質をガス抜きパイプのフィルターを通して「第二格納容器」ともいえる大型容器におさめ、できるだけ大気中には出さない方式だ。フランスの原発はすべてPWR。砂フィルターを通してガスを大気中に放出するパイプを八九年までに設置済み。

ドイツでも、七〇年代から過酷事故対策の研究に着手。八六年にPWR、翌年にはBWRにガス抜きパイプを設置するよう勧告が出て、既に大半の原発の格納容器に取り付けられた。米国でも八七年から過酷事故時の格納容器の性能を改善する作業が進められ、八九年、BWRにガス抜きパイプを設置するよう勧告が出されている。欧米の動きについて日本の電力関係者は「チェルノブイリ事故で盛り上がった反原発運動を鎮める狙いもあった」と話している。

ある電力関係者は「日本では手続きに時間がかかる。外国の動きに影響された面もある」と打ち明ける。「対策の遅れは、積極的にやりたくないという業界の意向を反映したもの」と原子力情報資料室の高木仁三郎代表。「スリーマイル島事故の反省から、原子力安全委員会が八一年に出した五十二項目の『安全対策に反映させるべき事項』もあまり実施されていない。こうした姿勢こそが問題」という。

BWR、PWRともにガス抜きパイプを設置した国がある中で、日本の場合はBWRとPWRで違った対策をとるのはなぜか。スウェーデンのように、放射性物質を極力外部に出さない方式をとる必要は無いのか。「原子力発電に反対する福井県民会議」の小木曽美和子事務局長は「過酷事故は絶対起こらないという説明から、発生の可能性を認めたことは評価できる」としながらも、「この対策で万全なのか」と不安がる。対策をとる前に、方針が決まるまでの議論をガラス張りにすべきだろう。とくに、BWRの地元ではパイプを開いて放射性物質を放出しても大丈夫なのか、住民が納得できるようにきちんと説明する必要がある。

「原発過酷事故対策は安全か」『朝日新聞』1994年2月17日朝刊4面より抜粋

デマとは完全に反対であり、推進派の完敗と断言出来る。

詳説はしないが、反原発運動は本質において日本と外国で変わるものではない。むしろ震災前においては、ドイツのようにより強烈な形で発露するケースも見られた。この点からも、「反対派が強硬だから~」という理由が全くナンセンスだと分かる。日本が置いてきぼりになる理由の説明がつけられるだろうか。しかも、既述のように日本でも安普請とは言え実施されたのだ。

そして、事情を良く知らない新規参入組はともかく、震災前から運動を続けていた古参の反対派が態度を硬化させて「即廃炉」などを主張していたとしても、それは当然のことではなかろうか。「ガバナンス不在」「体質問題」こういった言葉も繰り返し聞いてきたが、背景を知ると重いもの。何も高木仁三郎が物理学会に投稿した論文が的を得ていたから、といった突発的な理由だけではないのだろう。

内容についても良く取り上げられる事前警告とされる類のソースの中でも、取分け的確だ。特に最後の段落は、津波や電源喪失に関する警鐘に匹敵する価値がある。この記事が何故事故検証において取り上げられなかったのか、不思議なほどである。当時は情報公開も法制化されておらず、ネットも無い中での運動だったが、意訳してしまえば、とっとと集めた外国の事例に関するレポートも含めて情報を公開し、一番良さそうな策を選ばせろという主張だろう。逆に言えば、この時、政府が朝日新聞の言うような方針を取らなかったことでフィルター付きベント、或いは既存方式の欠陥を埋める方向性のベントシステム開発へ計画変更する機会は失われた。

※公平を期すために補足すると、事故後にフィルトラも一長一短だという指摘が原子力委員会でなされている。しかし、そういう話を含めて事故前に広く選択肢を示すような情報の出し方はしていない。1991年にはこのレベルの文書が纏められていたのだから、その時点で立地県に配布し、必要なら市民団体にも渡すべきだった。広報、業界紙報道をチェックすると、大半は「ウェットベント採用」という結論が主で優劣比較に関する記述は無いか、あっても僅かである。

12/9補足。メディア的な役割は薄まるが、原子力学会誌だけは例外的に詳細な記事を載せていた。1989年8月号「シビアアクシデントに対する各国の対応」1993年9月号「軽水炉のシビアアクシデント研究の現状」がそれである。これらは特徴やスペックまで踏み込んだ記述がある。

避難地域の大きさを考えれば、議論をさぼった代償は悔やみきれないほど高くついた。政治的な手続きを軽んじることの意味を示すとすればこういうものだろう。そしてこの記事により、原発推進ネット右翼は二度と朝日新聞に足を向けて寝ることが出来なくなった。例えKYサンゴ級の不祥事を100回繰り返したとしても、その程度で「おあいこ」に出来るほど甘い物ではあるまい。

【コラム】過酷事故対策に関心の薄かった業界新聞
日本で過酷事故対策が本格的に報じられるようになったのは、NRCがBWRについて勧告を出した1989年夏以降と言える。現在では有料の過去記事データベースを検索すれば大体の事情は分かってしまう。私もこの件に関する数十件の報道-当然、事故前のもの-を調べてみたことがある。

終始、最も強い関心を示していたのは一般紙の『朝日新聞』であった。上記以外にもかなり字数を割いた記事を複数報じている。最も無関心であった一般紙は『産経新聞』。ここまではほぼ予想通りと言えるだろう。『読売新聞』は1992年3月21日夕刊において比較的詳しく取り上げ、反対派を懸念する日本の研究者達にEDFの担当者が叱咤する良質な構成であった。『毎日新聞』『日経新聞』も朝日ほどではないがそれ相応の報道ぶりであった。

意外だったのは業界新聞が消極的だったことだ。『電気新聞』は業界に不都合な発表がなされた時は中味を報じず(NRC勧告への対応が典型)、電力が言い分を用意した時に積極的に報じるという姿勢を採った。広告欄を電力賛歌で埋め尽くしてきた弊害が顕著である。『原子力産業新聞』も日本側に具体的な策が出来る1992年頃までは積極的に報じようとはしなかった。ちなみに検索した際に、業界紙は技術者が求めるような設備仕様に関する記事も引っかからず、朝日とさして差はなかった(これについてはやや自信が無い。スペック関連ではキーワードはかなり多様に想定出来る)。このような疑問に同紙が答えることが出来なかったのは当然なのである。4万人の東電社員に発行してきた月刊社内報『とうでん』も事情は似たようなものであった。

『福島民友』『福島民報』は初期段階で詳細記事を出し東電からもコメントを取っている(それが、東電が安全神話を信仰している決定的な証明ともなった)。公平のために述べておくならば『原子力資料情報室通信』も過酷事故の件では初動が鈍く、数年の間はまともに取り上げなかった。

結局、普通の人と同質の疑問を抱いていた一般紙、原発を本当に身近に感じていた県内紙が最も初動の反応が良いという結果を残している。原発広告の批判も大事だが、この点はマスメディア研究の題材としてもっと深く調査されるべきだろう。特に、県内紙の姿勢は大衆紙に求められる両論併記的なルーチンワークの重要性を如実に示している。

12/9補足。電気新聞など業界紙は本当に売り出ししたい技術については十回以上に渡って連載したり、数面を費やして紹介することも過去見られ、字数制限のある新聞の中でも例外的に専門雑誌記事に匹敵する字数を確保出来る媒体であった。これを鑑みると、踏み込んだ解説が発見できなかったのは実に残念なことだ。

【試論】事故後に開陳される秘話は事故前の史料の価値を上回るか

勿論、私も今後の資料発掘により、社内検討会などにてtatukoma1987氏等が掲げるような発言が裏付けされる可能性は否定しない。私の集めた資料は、ネットの目につきにくかっただけで、所詮一般公開資料の域を出るものではない。OSINTでは「必要な情報の8割は公開資料で得ることが出来る」との格言があり、私もその意義を認める者だが、それでは埋めきれない情報は確かにある。しかし、【2】【6】で述べたように反対運動を言い分とした文書があったとしても、発言者の自己矛盾、論理破綻を裏付けするだけである。物笑いの種以上の価値は無い。アゴラなどに特徴的だが、それを薄々分かっていると思われる推進派や現状維持派は、そうした歴史に興味を持たせないような宣伝手法を取る。

ただ、上記とは別種の問題として、事故後「実はこうだった」と事故前の事情を「証言」した資料の扱いがある。こうした資料は各事故調が聞き取り調査を主たる情報収集手段として用いたことや、マスコミ、ライター、研究者も同様の手法を多用したことで豊富に得られてはいる。何も得られない状態は只の暗黒社会であり問題外だが、証言者は事故を見ている訳だから「事故バイアス」というべきものは避けられないだろう。

ネットの一部では開沼博『フクシマ論』が開沼という人物のフィルターを経た形で浜通りの歴史を描いているとの不信感が表明されている位である。逆に言えば、どのような立場で書かれたものであれ、事故を知る前に書かれた文書は(【6】で述べたような論理的矛盾を除けば)、記録として絶対的な価値がある。

【総評】デマを信じた推進派は現代に復活した「勝ち組
原子力に大きな価値を見出して積極的に継続、或いは推進を主張することは自由である。私も原発はすぐに無くならないと考えている。しかし、その気になれば検証できる論理破綻したデマを拡散する姿勢は、「奇形児誕生」といったデマを振りまく「放射脳」と何ら変わるところは無い。反対派やマスコミの言う通りにしていたら、ベントシステムに更なる改善を施し事故の規模を小さく出来る可能性があった。反対にもし東電がデマ通りの行動を取っていたとしたら、福島第一の原子炉全てが電源を喪失してメルトダウンし、まともに注水もベントも出来ず、放射性物質の放出量も遥かに大きくなっていただろう。それが実証的に導いた最も妥当な推測だ。

また、業界人などtatukoma1987氏より知識がある者もいるのだろうが、このようなデマを推進派が放置していることは実に興味深いことである。tatukoma1987氏に関しては古参軍オタを称し主張内容が「バカは黙ってろ」で知られるJSFを中心とした軍事クラスタのコピーであり、ネット右翼と完全に被る内容であることも面白い。やはり、マニア上がりはこのような風説に弱いのだろうか。

(まだ1回だけ付録が続く)

※12/4深夜、若干補足。
※※12/9、足りない表現を若干修正する。

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